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ドイツ&周辺諸国観光案内
ライン下り

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いつしか旅人の間で、「ヨ−ロッパ三大がっかり」という言葉が聞かれるようになった。ブルッセルのしょんべん小僧と、コペンハ‐ゲンの人魚媛、そしてドイツのライン下りを指しているらしい。確かに前者の二つは、あきらかにしょぼい。写真で見ても、実につまらなそうだ。しかし、ライン河畔は世界文化遺産に指定されており、前出の「観光名所」と同列に並べるのは正しくないと思う。実際、旅行代理店に勤めていた時代にデュッセルドルフ出発の、つまり本当に見所がない、ライン下りを顧客サービスの一環で行ったが、参加者からは意外に好評を博した。以前、エーゲ海クルーズで胃の中をからっぽにして以来、「船には死ぬまで乗らない。死ぬなら大地の上で。」と固く決めていた著者でも、それなりに楽しかったくらいだ。だから「ヨ−ロッパ三大ガッカリ」の名前に負けないで、ドイツに来たら挑戦してもらいたい。
日本語でライン下りと言うが、ドイツ語ではRheinschifffahrt。盛大にライン河下り(上り)の遊覧船が出ているのは、ライン河がフランスとの国境沿いを離れてまたドイツの内陸部に入る、マインツからコブレンツの間だ。この区間完全乗船すれば、4時間もかかってまう。ライン上りになると8時間だ。これはいくらなんでも長すぎるので、一番おいしい部分に専念しよう。おいしいのは、RuedesheimSt.Goar の区間だ。有名なLoreleyもちゃんと入っている。ライン下りでだいたい1時間半。ライン昇りで3時間の所要時間が必要。
折角だからここでLoreleyの名前の起源について触れておこう。起源はあるドイツ人作家の歌物語に由来する。昔の物語には決まってすばしい美人が登場するが、この物語も例外でなく、一人の美しい女性、Lore Layの生涯について語っている。Lore Layを一目見た男は、彼女の美しさに見蕩れて自覚をなくし、身を破産させてしまう。中世ではこれは魔女の象徴である。可哀想なLore Layは(判決は死刑しかない。)魔女裁判にかけられてしまう。しかしLore Lay自身も、次から次に愛した男が死んでしまい、生きる意志を失くしていた。ところがよりによって悪名高い司祭まで彼女の美しさの虜になってしまい、死刑判決を言い渡す勇気を失くし、修道院への収容を宣告した。3人の騎士に護衛されて修道院に向かう途上、Lore Layはライン河に立つ岩の上に登って、ライン河を最後に見渡す機会を乞う。しかし岩の上に登ったLore Layは、ライン河に身を投じて自殺を遂げてしまう。以後、船がこの箇所を通ると、Lore Layの美しく悲しき歌声が聞こえてきて、船員がその声に聞き惚れていると、操舵を誤って船が挫折してしまうという物語である。
夢のない話をすると、このローレライの部分でライン河が急な角度で曲がっており、川幅も狭く145mしかない。当然、川の流れも早くなり操舵が難しくなる。おまけに以前はローレライが投身自殺を遂げた(と言われる)岩が突き出しており、事故が多かった。この為30年代にこの岩は爆破されて、今では昔の危険はなくなった。とは言え、2003年には遊覧船が挫折したので、ローレライの歌声が聞こえてきたのかもしれない。
蛇足ながら、ライン河は天然の防壁として敵の侵入に対して非常に有益だったので、このあたりの丘の上には、かなりの数の城塞が建っている。17〜18世紀にドイツに侵入してきたフランス軍によりこれら城砦の多くは破壊されたが、運良く破壊を免れ修復された城砦もある。こうした城砦はホテルに改造されるか、観光客の為に開かれているので、ちょっと中を覗いてみてはどうだろう。



 


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