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ドイツ&周辺諸国観光案内
Lindau

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街の紹介

Lindauはドイツの「左下」、スイス、オーストリアとの国境になっているボーデン湖のほとりにある街。人口は2万5千人。ドイツでは保養地として有名で、ここを訪れるドイツ人の年齢層は高くなっています。お陰で治安は抜群に良いです。湖の辺に立つと湖の向こう岸はスイスで、雄大なアルプスを見渡すことができます。左(東)はオーストリアで、車でわずか数分で国境に達します。有名なのはボーデン湖に浮かぶ島の部分ですが、リンダウの大部分は根元の部分です。

リンダウの「根元の部分」でローマ帝国時代の居住跡が見つかっているが、その後の歴史は12世紀になるまでわかっていない。島の部分は四方を湖に囲まれて防御に最適、さらに「大陸」までわずか数百メートルしか離れておらず、この時代から橋がかけられて要塞として利用が始まったと推測されている。リンダウの名前は9世紀になって歴史に始めて登場しているが、リンダウの島の部分に建てられた教会を指しているか、島を指しているのかわかってない。確かなのはボーテン湖を利用した交易の要所として頻繁に利用され、次第に集落が発展していったこと。誰も住んでいない場所に教会は建てないから、教会が建てられた9世紀には、大きな集落に発展していたようだ。

13世紀には新しい教会、さらに修道院まで建設されて、"Reichsstadt"に昇格する。ボーテン湖での交易による上がる収益に加え、町は硬貨を鋳造する権利を有しており、町は次第に裕福になっていく。15世紀には(たったの2年間だが)このリンダウで神聖ローマ帝国の国会も開かれている。30年戦争では、こんな南までスウエーデン軍がやってきてリンダウを包囲する。そう、あのローテンブルクを陥落させたスウエーデン軍だ。ところがリンダウ防衛軍は夜襲で包囲軍の兵糧を破壊することに成功、スウエーデン軍はリンダウを落とすことなく兵を引き上げた。19世紀になるとリンダウは当初、オーストリアの領土になる。その後、ナポレオンに負けたオーストリア帝国は賠償の一部として、この地をナポレオン側についたバイエルに割譲する。これが原因で、リンダウは今日でもバイエルン州に帰属している。

順序は逆になるが1728年、リンダウの島の部分で火事があった。リンダウに最初に建てられた教会と旧市街の一部は消失してしまったが、お金持ちのリンダウはバロック式の建築様式ですぐに再建してしまった。島の部分には戦争遂行に重要なインフラはなく、第二次大戦でも被害を受けなかったお陰で、14世紀建造の建物が町の中にゴロゴロと存在している。

では町を見て行こう。観光名所は島の部分に集中しているので、電車で行くにしても、車で行くにしてもを渡っていく(電車の橋は別)。橋から見えるこの光景、対岸はオーストリアだ。橋の逆側は内湾になっているので、数多くのボートが停泊している。島のこの部分は(土地がないのに)大きな公園になっており、端っこにはカジノまである。流石、観光地。車で行くなら、橋を渡ってすぐに出てくるロータリーの最初の出口で脱出しよう。200mほど先に改装、増築された巨大な駐車場が右手に見えてくる。この駐車場、上(下)の階へ移動する回路が狭すぎます。5mもある車では切り替えしが必要です。そのままいくと愛車が凹みます。皆まで言えば週末に5時間ほど止めて、7,20ユーロ。あのローテンブルクよりも高い。車を無事止めたら、ロータリーまで戻ってこよう。すぐ先で、町への入り口は右回りと左周りに分かれている。「時間がないから港だけちゃちゃとっと見て、早く帰りたい。」という方は左周りを選択。「全部見てみたい。」という方は右回りを選択してください。

まず最初に見えてくる見事な建物は、"Stadtmuseum"だ。上述の火事で焼け落ちたが、裕福な商人がさらに豪華な屋敷を建造させた。その後、この屋敷は町に寄贈されて、今日では博物館として使用されている。博物館の前にあるのがネプチューン噴水。この教会の対面に建っているのが、"Münster Unserer Lieben Frau"教会(右側)と、"St. Stephan"教会だ。聖ステファン教会の前に、古い鐘がド〜ンと陳列されていました。上述の火事で焼け落ちた聖マリア教会に入ってみると、壁画が綺麗でした。

この先がリンダウの"Promenade"(プロメナーデ。一番賑わう通り)だ。綺麗な建物が建ち並んでいますが、ここに有名な市役所があります。飾りが立派な方が、かって国会が開かれた旧市役所だ。中国のお寺を彷彿させるこの飾りは圧巻です。これを見た後で新市役所を見ても、"nett"(綺麗ね)という程度の言葉しか出てきません。待てばが鳴るとのことでしたが、待ちきれず、先にいってしまいました。脇道に興味を引かれながらも、目抜き通りを進んでいると、もう駅前。その手前に"Diebsturm"が見えたので、まずはこちらをチェック。この塔はかっての町の防御のために建造された見張り塔で、まだちょっぴり城壁も残ってます。中世には牢屋として使用されたので泥棒塔という名前です。この塔に隣接しているのが、15世紀に建造された"Peterskirche"リンダウで最も古い教会だ。塔と教会の間にあるのが、鐘の鋳造所

塔の裏にあり、誰も見に来ないのが"Zeugnishaus"だ。そう、かって武器庫です。その前の噴水が"Narrenbrunnen"ウルトラセブンに出てきたような仮装で、いたく気に入りました。駅前にあるこの壮大な建物はかっての国営郵便局。彫刻が素晴らしい。今ではもぬけの殻。浮浪者の住処になってました。夜間、到着される方は要注意。浮浪者は夜間、犯罪者に早変わりします。これがリンダウ駅。とっくに壊されてモダンな駅になっているかと思いきや、10数年前と同じ。ちょっぴり安心。リンダウにある語学学校、"Dialoge"この駅の建物にあります。駅前には高級ホテル、"Bayerischer Hof"。ここはもう波止場です。20〜30分置きに観光船が入港してきます。見ていると一発で停泊。この大きな観光船でお見事な操舵。では灯台まで行ってみましょう。ここから見るリンダウの町は絶景です。眠い目をこすり、睡魔と闘って車を運転してきた甲斐がありました。

この19世紀に建造された灯台、高さは33mあります。入場料2,10ユーロを払うと展望台まで登れます。少々高い気がしますがここは観光地。上までずっと階段ではなく、階層に分かれており休憩できます。壁にボーデン湖の説明が書かれているのに、落書きが多くて残念。教養のない人の真似はやめましょう。展望台から見る町はこれまた絶景。天気のいい日には、大きな船に混じって小さなボートが絶え間なく行き来しています。先月、偏光フィルターを買ったので試してみました。まずはフィルターなしフィルター装着。水の色が変わってます。この距離は単焦点にうってつけ。とっても綺麗に撮れるので、複数の写真をパノラマ合成してみました。リンダウの写真に欠ける事が出来ないできないこの塔は、"Mangturm"。見張り塔ではなくて、かっての灯台だ。今では港が埋め立てられているが、かっては湖の中に建っていた。灯台の上から見えたこの建物は警察署

次はライオンを見に行こう。大理石で作られたこの像は、リンダウがバイエルン州に割譲されたことを記念して建てられた。ライオンはオーストリアではなく、スイスに向かって吼えている。皆まで言えば、この港の部分は19世紀までコンスタンツの領土になっていた。おかしな話だが、港はドイツ国鉄の所有にあり、国鉄がこれをコンスタンツに売却したためだ。リンダウに住むバイエルン人がまるでリンダウの象徴のように語り、誇っていた灯台とライオンは、コンスタンツ(バーデン ヴルテムベルク州)の所有物だった。長い争いの後、2010年にやっと港はバイエルン州に帰属することになった。

最後にリンダウ市内も見て行こう。港にあるこちらのホテルは☆☆☆です。水が見える場所には、お金持ちのアパートが並んでいます。アジア人がこのアパートの写真を執拗に撮りながら、会話に熱中してました。ドイツ人が見たら、「泥棒に入る下調べをしている。」と警察に通報されますので、他人の家はあまり覗きこまないようにしましょう。少し奥に入ると庶民の家が並んでいます。「15世紀建造」と書かれた家屋がずらりと並んでいます。欧州の建物は隣の建物と密着しているので、通り抜けができません。そこでこの通りには、このような低い「抜け道」が幾つも設けられてました。こんな穴を見たら、入らずにはおれません。面白いのはアパートへの入り口もここにあること。引越しで家具を運ぶ込むのが大変だぞ。トンネルを進むとかっての城壁の一部が残っており、それから先は。どの家も湖へ降りる桟橋を備えてます。そう、かっての漁師の家です。道理でこの通りは、"Fischergasse"(漁師の通り)って言うわけだ。

太陽が出て暑くなったので、噴水で顔を洗って前進。このお土産屋さんの先にあるこの建物。表札のチェックを忘れましたが、"Kasernengasse"(兵舎通り)というので、兵舎ですよね。町の入り口に戻ってきました。左周りを選択すると、ここが入り口でした。もう二度と来ないので、路地に入って個々の建物を見ておきます。ピンク色の建て物、由来は不明ですがえらく立派な「飾り窓」。王冠の飾りのある建物は、リンダウで最古の宿屋。14世紀建造。建物の前に転がっているのは粗大ゴミではなく、向かいのアンテークショップの品物です。この噴水はリンダウで一番立派な"Lindavia-Brunnen"。あのお城で有名な王様の冠位20周年を記念して建造されたもの。噴水の横にあるこの建物に見覚えありますか。そう旧市庁舎(裏)です。市庁舎の表に向かう石畳に、リンダウの象徴があります。この中華の入っている建物はステキ。この通りの先に噴水があり、駐車場へのショートカットがあったので、これにて撮影終了。

リンダウまでアウグスブルクの自宅から1時間45分。ミュンヘンからだと電車で2時間半の距離にあるので、なかなかここまで足を伸ばす機会がないかもしれない。バイエルンチケットを利用すれば往復25ユーロで行けてしまうので、バイエルンに留学中の方は一度、お試しください。

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