チーズマン

ユーロの下落が止まりません!
欧州議会にてギリシャへの110億ユーロの財政支援が可決されたのに、、。
投資家が、ただでも経済力の弱いギリシャが、この不況時に増税して、国家財政を立て直せるわけがないと確信している為です。

お陰で、株式市場では緊張感が張り詰めています。
木曜日の「大暴落」も、この緊張感を大いに煽りました。

こうして金曜日には、再び世界中の株式市場で続落しました。
日本はゴールデンウイークでこの危機の当初を「蚊帳の外」で過ごしたので、株式市場がオープンしてからパニック売りが殺到しています。
ユーロ危機のため、お金が円に投資されて、円が急騰しました。

これから留学される方からは、「ユーロ、超~安~い。」と、嬉しい悲鳴が聞こえてきそうです。
ドイツ留学を手配している会社の立場からすれば、決して悪い兆候ではありませんが、このまま行くと、ユーロ崩壊です。

あんなに小さい国、国民総生産高はドイツのヘッセン州程度、が世界中に影響を与える事ができるとは、思ってもいませんでした。

米国の経済アナリストは、「週末にEUで何か対策が採られない限り、月曜日はひどいことになる。」と、コメントしていました。

流石にここまでくると、政治家も重い腰を上げました。
各国首脳は5月9日に予定していたモスクワでの「対ドイツ戦勝利祝い」参席をキャンセル、ブリュッセルにて会合ました。

唯一の例外は、ドイツのメルケル首相。
ドイツの首相だけに、この「記念日」だけは外せません。
そこで大蔵大臣をブリュッセルに派遣しました。

ところが、よりによってドイツの大蔵大臣が倒れて、病院に収容されてしまいました。
まさに今のユーロの状況を示してします。

会議では7200億ユーロの緊急支援金でユーロを支えることになりました。
果たしてこれで投資家の信頼を得て、ユーロの下落を止める事ができるでしょうか。

明日、月曜日がすごく不安です。
一体、どうなるんでしょう。

上述のアナリストが言っていましたが、これはもう「ギリシャ危機」ではなく、「ユーロ危機」です。

さて、ここまでユーロが安くなり、今後もさらに安くなる見通しなので、お買い物計画変更です。
本当はパンテイップでカメラの付属品を安く買う予定でしたが、このままではタイで高い買い物をしそうなので、ドイツで買うことにしました。

買ったのは、これ。

bw.JPG

PL(偏光)フィルターです。
折角買うのなら、いい物を買わないと、「安物買いの銭失い。」です。
日本メーカーではHoyaさんがありましたが、折角、ドイツに住んでいるので、シュナイダー社のB+W というフィルターにしました。
アマゾンで89ユーロなり~。

ドイツ人は、商品に面白いニックネームをつけることで有名です。
例えば、第一次大戦で活躍したクルップ社の42cm迫撃砲は、Dicke Bertha (ベルタのデブ)と呼ばれました。

berta.jpg

というのも、クルップ社長令嬢の名前がBerthaだったので、これに「敬意」を表して付けた名前だとか。
あまり嬉しくないような気がします。

話が逸れました。
このフィルターにもニックネームが付いています。
それもKaesemann、日本語に直せば、チーズマン。
名前の由来はよくわかりませんが、流石、ドイツ。

PL(偏光)フィルターは、光の反射を妨げる事ができ、青い空はさらに青く、海はさらに濃い色になるとか。
うんちくはそのくらいでまずはテスト。
今日(日曜日)はいい天気なので、カメラを抱えて、アパートの前を流れているデュッセル川で試し撮り~。

まずはフィルターなしの写真です。

poli.jpg

ちょっと露出オーバー気味なので、青い空とは言いがたいです。

ところが同じ設定でフィルターをつけると、

poli2.JPG

おおお、青い空ですね~。
緑も反射が抑えられて、さらに濃い緑になっています。
流石、チーズマン。
効果覿面です。

試し撮りしていると、散歩に連れ出された犬が現れました。
まずはフィルターなしで撮影。

poli3.JPG

決して発色は悪くないですが、フィルターを急いでつけて撮ると、

poli4.JPG

やはりフィルターがあると、わずかに見える空も青く、緑も濃い色合いになっています。
少し露出を上げた方が良かったですが、まあ、勉強中の写真なので、その辺はご勘弁。

近くに海がないのが残念。
海の写真は、またタイでも行くまでお預けです。

来週は出張なので、天気がよければいい写真が撮れそうです。
乞うご期待。

天気がいいといいんだけどな~。

ギリシャの悲劇

ユーロの下落が止まりません!
これから留学される方は、「ユーロがこんなに安くなってス.テ.キ。」と思われるかもしれませんが、このままいくと、また金融危機の再来です。
ギリシャに投資している銀行のひとつが、国債を売れなくなったりして支払不能に陥ると、またしても連鎖反応を起こして、世界中の金融市場に広がっていきます。

ギリシャの国債は紙屑(ランキング)になりましたが、ポルトガル、スペイン、アイルランドも似たり寄ったりの経済状態ですから、これからの国債まで紙屑になると、もうお先真っ暗。

なんて書いたその夜、6日の米国株式市場でパニックが起こりました~。
コマーシャルの間、株の動きを見るためにCNBCにチャンネルを変更。
なんとマイナス6%。
目が点になってしまいました。

動きが止まって凝視していると、さらに急降下して、マイナス9%。
「これは新たな金融危機、そして経済危機になる。」と、呆然としていると、いきなり株価が急上昇、マイナス2.5%まで戻ってきました。
(終値はマイナス3.2%)

この暴落の中、ある会社の株価が40ドルから1セントに暴落していました!
その後、39ドルまで回復したので、1セントで買った人は、30分で大金持ちでなっていますね。

CNBCではこの暴落の間、叫びまくっているトレイダーの姿を生中継、「パニック感」が画面を通して伝わってきました。
司会者の、"What the hell is going on?" の叫びも、さらに緊張感を増幅させました。

「流石、米国」と思ったのは、すでに暴落中にこの原因の調査が始まり、1時間後には「トレーダーのミス」というニュースが入ってきた事。
これで株式市場は少し落ち着きました。

又、暴落中、一向に宣伝(コマーシャル)が入ってこないのにも感心。

さらに、CNBCではすぐに特別番組を組んで、2時間後にオープンするオーストリア、日本の株式市場の反応をカバーしていました。
流石は米国のテレビ局。
緊急時の報道には慣れています。

さて、このパニックの原因にもなったギリシャの経済危機ですが、主犯(ギリシャ)の他に、実は思ってもいないところに共犯が居ます。
それはドイツです。

ギリシャが欧州議会に偽の財政赤字の数字を報告していたのは、欧州議会では周知の事実。
ギリシャ政府は、欧州議会の能力を見くびっていた為、国内で発行する「経済白書」には本当の数字(赤字)を計上していました。
これと欧州議会に提出された「財政赤字白書」を比較するだけで、ギリシャの嘘は簡単に見抜けました。
さらには、ギリシャ国内の経済人からも欧州議会にこれを証明する手紙や資料が送られてきました。

ところがドイツは「重箱の隅をつつくようなことはすべきではない。」と、調査を止めてきました。
しかし民間のランキング会社はちゃっかりとこの数字を比較、ギリシャの支払能力を格下げにして、初めてこの問題が公になりました。

ですから、「全部、ギリシャが悪い!」というのは当たっていません。
ギリシャが詐欺を働けるように、毎年、調査を妨害してきたドイツも共犯です。

でも、どうしてドイツは調査を妨害してきたんでしょう。
多分にドイツの工業製品の輸出のせいではないかと思います。

潜水艦、車、精密機械、工作機械など、ドイツはギリシャに工業製品を輸出していますから、ギリシャが緊縮財政を引いて、潜水艦のオーダーをキャンセルするのを恐れたのが原因ではないでしょうか。

ドイツの罪はこれだけに限りません。
ホームページでも書いていたように、すでにこの2月からギリシャの支払能力が問題になっていました。
ところがメルケル首相は、地方選挙の結果を心配して、問題の早期解決を拒否。
ギリシャの国債が紙屑になって、支払不能になるまで待ってから、国会に緊急支援案を提出するのだから、ドイツの罪は重罪です。

すでに2月の時点で財政援助にOKを出していれば、ドイツの負担額は少なくて済んだのに、、。
首相の判断間違いで、ドイツの財政援助の負担額が224億ユーロに拡大。
ある意味、自業自得ですね。

この週末にドイツで財政支援案が可決されるので、これで金融市場が少しは沈静化することを願うばかりです。
ユーロがある程度安いのは、ドイツの輸出産業には歓迎ですが、原油など輸入価格が上昇するので、国内経済がまた下火になる恐れがあります。

当然、ドイツのテレビ番組はどこを見ても、ギリシャへの財政援助のテーマばかりです。
世論調査によると財政援助に賛成、あるいは不可避と見ているドイツ人はたったの12%。
残りの88%は反対していますから、首相が「逃げ腰」だったのも無理ありません。
もっとも、援助額があんなに多くなかったら、反対票もそれほど多くはなかったかもしれませんが。

そうそう、ギリシャ政府は5月6日に、緊縮財政案を国会で可決させて、IWFや欧州銀行からの援助の前提条件をクリアしました。
消費税は19%から21%にあがったばかりなのに、今度は23%に上がるそうです。

正直な話、景気がまだ回復していないこの時期に増税すると、経済は回復しません。
今後、不景気が慢性して日本の90年代同様に、「失われた10年」が訪れることは間違いないです。

景気の悪いときに政府が出費を増やして、経済を活性化させるのは、止むを得ません。
その代わり景気がいい時期には、税金を上げて、財政を整える必要があります。
ところが、「喉元過ぎれば熱さを忘れる。」で、多くの政府は、人気(政権)維持のため、これを行いません。
こうしていつもぬるま湯に浸かっていると、かってない不況時に、かってない大規模増税になり、「泣きっ面に蜂」です。

日本もギリシャの醜態を見て、国家財政の悪化を止めないと、ギリシャの二の舞になります。風邪を引いて、高熱が出てから、ダイエットをするのでは、体が持ちません。
健康なうちに、ダイエットをしておくべきです。

サービス砂漠

私は携帯電話が嫌いです。
自宅の電話でさえ、月に1回くらいしか鳴らないのに、携帯電話を買う必要性がありません。

それでもお客さんを空港などでピックアップする際の緊急連絡用に、8年ほど前に一台買いました。
でも、ほとんど使っていないので、SIMカードが無効になってしまいました。

ですから、日本から留学されるお客さんに、「お勧めの携帯電話会社を教えてください。」というメールをいいただいても、お寺で修行しているお坊さんに、「ステーキの焼き具合はどれがいいんでしょうか。」と聞くようなもので、回答に窮してしまいます。

逆に日本に住んでいる方にお聞きしたいのですが、日本では携帯電話の会社の間で、値段、サービスに大きな違いはあるんでしょうか??
日本のように値段で商売が決まる国では、値段に大きな違いがあるとは思えません。

ドイツでは携帯電話会社の値段競争が激しく、スイス、フランスなどに比べても安価で、どこの会社にしても大きな違いはありません。
ですから、あまり悩まないでもいいです。
値段はどこも同じで、サービスはどこも最悪です。

携帯電話の経験はないですが、インターネットの経験はたくさんあります。
サービス砂漠のドイツで、劣悪なサービスランキングのトップの座に君臨しているのは、元国有企業のドイツ テレコムです。
その昔、DSLの契約を結んだ際、開通日になっても一向にDSLが使えません。
電話をしても、「PCの設定が悪いので、こちらでは何もできない。」と、問題を客に転嫁する名人揃いで、一向に事態が改善しません。

1ヶ月くらい試行錯誤して、堪忍袋の緒が切れました。
デユッセルドルフの繁華街、シャドー シュトラーセにテレコムの支店がありますが、あそこに(本当に)怒鳴り込みました。
店員が飛んで来て、「何でもするから、頼むからそんなに大声を出さないで欲しい。」と、訴えてきました。
自衛隊の3年間は無駄ではありませでした。

結局、テレコムのテクニカルサポートが回線をチェックすると、回線が開かれていませんでした。
そりゃ~使えんわな。
つまり最初からテレコムの責任なんですが、私が怒鳴り込まないと、誰も回線をチェックしないので、埒が明きませんでした。

ドイツ人の多くは、「ユーロが導入されてから、何でも高くなった。」と、よく愚痴っていますが、これは正しくありません。
当時は、DSLに80ユーロ/月くらい払っていました。(電話代別)
ところが今では、当時の20倍もDSLが早くなったにも関らず、25ユーロ(電話代込み)/月ですから、かなり安くなってします。

さて、1月も休暇に出かけるのに、この高い料金を払うのはもったいない。
80ユーロもあれば、タイでおいしい物がたくさん食べれます。

osuwan.JPG

(写真は、オースワン。牡蠣のオムレツ。おいしい店で食べると、超美味。100バーツ。)

そこで休暇に出かける前に安い値段、使った分だけ払う契約に変えました。

休暇から帰ってきて、又、使い放題に契約を変更しました。
ところが、翌月になって請求書が届いてびっくり。
300ユーロも請求されています。

すぐに苦情を入れると、「使った分だけ請求される契約なので、この料金で間違いない。」との事。
「ああ、そうですか。」と引き下がるには、ドイツに長く住み過ぎです。

「使い放題料金に変更して、そのコンファームももらっている。」と言うと、
「そんなものは出していません。」と言い張ります。

電話では埒が明かないので、書面でそのコンファームも添えて郵送して抗議しました。
2~3週間して返事が届きましたが、
「使った分だけ請求される契約なので、この料金で間違いない。」との事。
「ああ、そうですか。」と引き下がるには、ドイツに長く住み過ぎです。

大体、こちらが送った「証拠」には、全く言及されていません。
再度、手紙を書いて、抗議。

すると2~3週間後に返事が届くと、
「使った分だけ請求される契約なので、この料金で間違いない。」との事。

テレコムは証拠の無視戦術(ドイツ人の必殺技)に出ているので、こうなったら持久戦です。
伊達に自衛隊で3年間、鍛えられていません。

結局、半年くらい押し問答を繰り返した挙句、テレコムが折れました。
ちゃんと証拠があり、当たり前のことなのに、半年もごねるテレコムは、ある意味立派です。
できれば敵ではなく、味方にしたいです。

その後、「オンラインで請求書がダウンロードできるようになりました。」と、テレコムから宣伝押し売り電話がありました。
請求書は郵送でもらった方が確認を忘れないので、「要らない。」と断りました。

ところが、その月から請求書が送られてきません。
不審に思いテレコムに電話をしてみると、「オンライン請求書を希望されたので、変更しました。」とおっしゃいます。

「そんなものを希望した覚えはない。」と言えば、
「こちらにはちゃんとあなたの承諾書があります。」とおっしゃいます。
「その承諾書を見たい。」と言うと、
「社内の書類ですから、第三者には見せる事ができません。」とおっしゃいます。
「第三者じゃなくて、本人だ。」と言うと、
「本人なら、承諾書にサインをしたことを覚えているでしょう。」とおっしゃいます。
「全然ない。」と言うと、
"Es Tut mir Leid."と言われて、電話を切られてしまいました。

「テレコムだから仕方がないか。」と引き下がるには、もうドイツに長く住み過ぎです。
苦情の手紙を書いて、承諾書を要求すると、
「オンライン請求書はキャンセルされました。」と、返事が来ました。

オンラインの請求書にすると、顧客の数の多いテレコムは請求書の発行の手間、郵送費用を節約できます。ですから、社員に報奨金を出して、客を説得させるわけです。
でも、そこはドイツ。
真面目に説得していては報奨金がなかなか入ってきませんから、電話をかけると、客が承諾もしていないのに、承諾済みにしちゃうんです。
ですから、テレコムから電話がかかってきたら、話を聞かないで、すぐに電話を切ることをお勧めします。

その他にもトラブルが多くて、とてもここでは書き切れません。
ネタを探すなら、テレコムだとネタ探しに困りませんが、スマートに仕事をしたいので、以後、解約しました。

ところが、何処に変えてもサービスは「テレコムよりはいい程度」。
今、Unitymediaを使っていますが、回線のトラブルがあったり、請求書に問題があった際、問い合わせの電話をすると、全部、有料です。
テクニカルサポートなんか、50セント/分です。
電話しても、最初の5分間は、「ただいま、回線は一杯です。あとしばらくお待ちください。」というメッセージが流れるだけ。

おまけに「今、契約を結ぶと3ヶ月無料」というので、1&1からUnitymediaに変えたのですが、無料は最初の1月だけ。
メールで問い合わせると、「質問は(有料)電話まで。」と返事が来ます。

しぶしぶ電話をすると、3ヶ月無料は、契約締結時点から開始されるとの事。
つまりまだ回線も通っていないし、インターネットを利用できない時点からカウントされるので、インターネットが使える頃には、もう2ヶ月経っており、ちょうど1月無料だったので、「何も間違いじゃない。」との事。

もう(有料)電話をかけて問い合わせるだけ無駄なので、交渉は諦めました~。
ポジテイブに考えれば、月25ユーロで、電話かけ放題、DSLは20MBPSの高速インターネット、テレビはHD受信なので、綺麗な画像を堪能できます。
10年前、100ユーロ近く払っていたことを考えれば、大進歩です。

ただ、念のため、Unitymediaとの契約は2011年で解約しておきました~。
解約しないと2011年の時点で導入されているであろう、安い料金に変更できないからです。
解約書を送ると、「サービスに不満ですか?その際は、こちらにお電話ください。」と(有料)電話の番号が書かれていました~。

流石、ドイツ。



逆風に負けそう、、。

唐突ですが、会社にはいろんな人から、いろんなメールが届きます。
バンコクの出版社で働いている友人の所には、お客さんの数が多いだけに、メールの数も弊社に届く数の比ではありません。

50~60代の男性がタイの女性(20代)と知り合って、タイに移住するに当たっての相談物が一番多いそうです。ちなみに、出版社ですから、宣伝掲載の依頼は受けても、「恋の相談」は受けていません。
それでも、届くそうです。
まあ、家族を捨てての「移住」ですから、相談したくなる気持ちもわからないではありません。

しかし、一番面白かったのは、「CBR750のエンジンを探しています。タイから輸入した場合の値段を教えてください。尚、値段がひとつだけだと、ぼられていてもわかりませんので、合い見積もりを取ってください。」というメール。
ちなみに、出版社ですから、宣伝掲載の依頼は受けても、「エンジンの見積もり相談。」は受けていません。
それでも、届くそうです。

問題なのはこうしたメールの処理です。
一番害がない処理は、返事を書かないこと。

「弊社では恋愛、見積もり相談は受けておりません。」なんて返事を出した日には、逆恨みされます。
その友人を会社に訪問した際、電話を取るといきなり、「馬鹿野郎。」って、怒鳴れていました。

その友人は私同様に、怒りっぽい性格なので、見知らぬ人から「馬鹿野郎。」って言われて、黙っている人間ではありません。
しばらくやりとりを聞いていましたが、聞いているこちらがひやひやする程、悪口の言い合いが展開されていました。

弊社にも時々、返事に困るメールが届く事があります。
「手取り最低でも3000ユーロ、できれば4000ユーロくらいの職を紹介してください。」という物。
そんなおいしい職場があれば、紹介する前に、私が就職しちゃいます。

以前、こうしたメールに、よせばいいのに、「ドイツでは、仕事の経験もない人に、それだけの初任給を出すことはありません。」と、書いてしまいました。

すると、怒りのメールが届き、
「メールの返事が下手な会社ですね。知人にドイツに留学を考えている人が多いですが、そちらを使わないように忠告しておきます。」という内容でした~。

今から思えば、「ご希望の職場が見つかったら、連絡しますね~。」と、書いてけば逆恨みされる事もなかったと思いますが、つい、本当の事を書いてしまいました。

こうした注意不足が原因で、知らず知らずのうちに「敵」を作ってしまうので、お客さん商売は大変です。
日本で、消費者を相手のお仕事をされていた方は、きっと同じ様な経験をされたことと思います。

中には、全然、悪くないのに非難されることもあります。
7~8年前までは、会社ではドイツの旅行保険(STEPIN)の紹介をしておらず、このため、多くのお客さんが日本で海外旅行保険に加入して、渡独されました。

ドイツに留学された方ならご存知の通り、日本の海外旅行保険ではビザが下りません。
ですから、ドイツに来られてから、毎回、トラブルになりました。

「毎回、同じトラブルを処理していては埒が明かん。」と、ボンにあるSTEPIN社にコンタクトを取り、弊社で保険を取り扱いできないか、相談しました。

ボンまで出かけて、会社の仕事内容を説明、どうしてSTEPINの保険が必要なのか説得して初めて、弊社のホームページ上でオンラインで申し込みができるようになりました。

ところが、「日本でお世話になっている保険会社さんは、ドイツでビザの取得に問題があるとは思えないと言っている。」と、なかなか信用いただけませんでした。

さらにはインターネット上では、、
「この会社のホームページで申し込めるが、この保険に加入させようという魂胆では?」などど書かれています。

適度の不信感は健全ですが、何をしても疑われると、もう逆風に負けそうになります。

以前、語学学校の手配には(4週間以下のお申し込み)、手数料をいただいていました。
代理店の儲けは、コース料金に比例します。
つまり4週間以下のコースでは儲けが微々たるものなので、手配作業をしても「割に合わない」為です。

ところが、「手数料があるので、、。」と、これを嫌がるお客さんが多く、なかなかご利用いただけませんでした。
そこで3~4年前に、語学学校の手配手数料を廃止しました。
勿論、4週間以下のコースでは儲けはかなり低いのですが、「チリも積もれば、、、。」と考えた為です。

すると直ちに、「手数料を取らないなんて怪しい。」と、ネット上でまた非難されてしまいました。
一体、どうすればいんでしょう?
手数料を取ると「高い。」と、言われるし、取らないと「怪しい。」と、不審に思われてしまいます。

適度の不信感は健全ですが、何をしても疑われるのでは、もう逆風に負けそうになります。

そして先日、見事なアッパーカットが入りました。
ある方から度々お問い合わせをいただいて、その度に一生懸命返事を書いて、全部で7~8回返事をしました。
すると、「では見積もりをお願いします。」との事なので、眠い目をこすりながら23時まで計算機を叩きました。

23時にメールを送くれば、日本ではちょうど朝なので、すぐにメールを読んでもらえます。
安心して床に入り、翌朝、メールをチェックすると、
「本当に手数料はないんですか?」と、ありました、、。

どう返事をしたらいいんでしょう。
「取ってもいいんですか。」なんて書こうものなら、
「嫌です。」と、返事がきます。
「じゃ、取りません。」と書けば、
「本当に手数料はないんですか?」という事になります。

「取ってもいいんですか。」なんて書こうものなら、
「嫌です。」と、返事がきます。
「じゃ、取りません。」と書けば、
「本当に手数料はないんですか?」という事になります。

延々、この調子で行ってしまいそうです。

別の機会では、同様に見積もりを尋ねられました。
「ホームページの値段を見てください。」と、ドイツ人みたいな返事を書かないで、計算機を叩いて見積もりを送ると、
「手数料が計上されていません。」「それとも手数料はないんですか。」と、半分、お叱りを受けたこともあります。

手数料がないと、そんなに信用がないんでしょうか。
こんなに疑われ続けると、手数料を再び導入しようかと考えています。

でも手数料を取ると、「あそこを使うと、手数料を取られるから。」なんてインターネットで書かれる気がします、、。

もう逆風に負けそうです。

ビーチホテル

ドイツのネタが続いたので、今回はタイのネタです。
何度書いても、書き切れないネタを提供してくれる素晴らしい「微笑みの国」です。

タイの高速道路を自家用車で走った事ありますか?
空港からパタヤーへの移動でちょくちょくタクシーを移動しているんですが、これがひどい凸凹。
農水路の小さな橋でも、かなり急角度なスロープになっているので、文字通り、車が飛びます。
これでは寝ようにも寝れません。

ところでドイツ人はアウトバーンで有名な通り、スピード狂。
街頭のない真っ暗な田舎の道でも、アクセルを目一杯踏み込みます。

だからこんな事故が起きます。

数十メートルも空を飛んで、教会の屋根に突っ込むには、最低160km/hの速度が必要との事。
文字通り守護神の懐に飛び込んで、大怪我はしましたが、生き延びました。

さて、タイの道路の特徴は何も凸凹や急角度なスロープだけでなく、排水の悪いことでも有名です。
ドイツは雨の少ない国ですが、道路はしっかり排水を考えて作っており、わずかに斜面になっています。
だから、雨が止むと追い越し車線の水は走行車線に、それから溝に流れて、道路はすぐに乾きます。

ところが、タイはあれだけ豪雨があるのに、情けないほどにいい加減な排水機能です。
だから2時間も雨が降ると、もう道路が水没しています。

もう数年前になりますが、パタヤーでオープンしたばかりのホテルに泊りました。

lk.JPG

本当は部屋から海を眺める事ができるビーチホテルに泊ってみたいのですが、

1.値段が高い割りに、部屋が狭いか、
2.比較的安価な場合、遠い場所になるので、移動にバイクが必要、

なので、新しく、部屋が広く、値段のお手ごろなこのホテルにしました。
場所はソイ ダイアナにあり、セカンドロードまで歩いて5分です。

lk2.JPG

部屋は当時、ユーロが高かったので、豪華にスイートを予約、80平米くらいありました。

パタヤーに着いたはいいが、すでに初日の夜から雨が降り出しました。
激暑のパタヤーでは日中のアクティビテイは、プールで体を冷やす以外、不可能。
唯一作戦行動可能な夜に雨が降ると、1日台無しです。

翌日には天気が回復することを祈って、しぶしぶベットに入りました。
で、起きてみるとホテルが、ビーチホテルになっていました~。

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完全に水没していますが、ホテルの従業員はこの水の中、出勤です。

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もっとも中には、全然、動じていない人も居ます。

lk5.JPG

下からの水よりも、上からの水が気になっているんですね~。

合理的なドイツ人は、こんな水没した道路を見ると、車に乗りません。
乗っても、水没していない道路に迂回します。

ところがタイ人は合理的な思考をしないので、「迂回するのは面倒だ。行っちゃえ!」って考えます。
だから水没していても平気で自家用車で道路に入ってきます。

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排気ガスが水でブロックされて出ていかないので、しばらくするとエンストします。
エンストすると、外に出て、押すしかありません。
親切な(暇をもて余していた)ファランは親切にも、エンストした車を押していました。

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こういう事があるので、やっぱりタイではリムジンではなく、(車高の高い)ピックアップや四駆がお勧めです。

lk8.JPG

あと10cm水位が上昇していれば、道路沿いの店舗は全部水没するところでした。

lk9.JPG

無責任な旅行者としては、「どんな具合になるか見てみたい。」という希望がないわけではなかったですが、夕方には大方、水は引いていました。

この水没後、パタヤー市に市民、ホテル、店舗の営業者からの苦情が殺到したそうです。
こうして市は重い腰をやっと上げ、詰まっていた排水溝の「掃除」をしたので、以後、過度の水没は避けられるようになりました。

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