趣味

どこかで読んだか、聞いたか忘れましたが、
「趣味にどう取り組むかで、その人の資質がわかる。」
そうです。

大学時代の趣味といえば、オートバイ。
平針免許試験場に半年通い、ついに限定解除の免許に合格した時の感激は、今でも鮮明に思い返す事ができます。

嬉しさを抑えきれず、オートバイを運転しながら、ヘルメットの中で何度叫んだことか。
興奮のあまり運転に集中できず、どうやってアパートに帰ってきたのか、思い返す事ができません。

アルバイトでお金を貯めて購入したのがGSXR-750。

gsx-r.jpg

フロントタイヤが120、リアが160もあるぶっといタイヤでした。
今では当たり前ですが、当時はフロントが80-100、リアに至っては120なんてタイヤが標準装備でしたらから、かなりのレーシングタイプでした。

毎週日曜日は、愛知県瀬戸市と岐阜県の境にある(確か)363号線まで遠征して「峠攻め」。
比較的狭い国道なので、750ccの巨漢で攻めるにはかなりのテクニックが必要です。
きついコーナーでは1速まで落として、膝ガリガリでこれをクリア。
コーナーの出口にかけて素早くバイクを建て直し、フルスロットル。
メーターは、レッドゾーンの1万3千回転まで上がります。

1日思いっきり遊んで、帰りにゆ~っくり猿投グリーンロードを走っていると、警察のネズミ捕りにひかかってしまいました~。

メータを見ると、100km/h。
アウト~。
幸い、バンが横に走っていたので、この脇に隠れて検問を通過。

すぐに2つシフトダウンすると、フルスロットル。
メーターは180km/hの1.5cm「下」まで行きました~。
バックミラーで確認すると、はるか遠いに白バイが見えましたが、1分以内に視界から消えました。

「ふ~」
間一髪セ~フ。
ひやっとしました。

ちなみにドイツでは、スピード違反は現行犯のみ違反になります。
つまりナンバープレートがばれても、
「友達に貸していた。」
といえば、罰金から逃れる事ができます。

警察は、オートバイに乗って運転している人を確定しない限り、罰金を課す事ができません。
ですから、欧州では警察に追いかけられても逃げる人が多いです。
逃げ切れば、無罪ですから。

そんなに好きだったオートバイもドイツまで持っていくわけにもいきません。
日本に置いて行くにあたり、兄に、
「仕事に就いたら、取りに帰るから、それまで面倒見てくれ。」
と言い残し、いざドイツ。
4年後に帰ってみると、鉄くずと化してしました~。

ちゃんとお金を渡して面倒を見てもらうべきでした。
金の切れは縁の切れ目ですね。

そこで、泣く泣くドイツに帰国して、ドイツで買いました。

YZF.JPG

ヤマハのR-1です。
なんと150馬力。
日本ではGSX-R 750のオーストラリア仕様の110馬力でしたので、40馬力アップ。
おまけに乾燥重量が40kg軽いので、一速でフルスロットルを加えると、前輪が浮きます。

怖いくらい加速します。
GSX-Rは馬力の谷間があり、回転数を上げておかないと、なかなか加速しません。
ところがR-1、この谷間がなくなり、どこでもすぐに加速しちゃいます。
凄いです。

1年くらい乗っていたんですが、
「事故に遭ったら、仕事ができない。」
と思い、売ってしまいました。

大学生の頃は、ブーツを履いたり、ヘルメットをかぶったり、一切、面倒なことではなく、逆に楽しみ。
それが、車の運転に慣れてしまうと、これが面倒以外、何物でもありません。
また、バイクに乗っても何故か、当時の感激を感じる事ができませんでした。
人間、変わるものですね。

バイクを売ってからの、趣味と言えば株。
そのきっかけもおかしな所から。
ある日、車を整備に持って行きました。

整備工場の叔父さん(持ち主)が、
「どうだい、儲かっているかい。」
って聞いてきます。
「不満はないよ。」
って言うと、
「真面目な仕事は金にならないよ。」
って言います。

聞けば、修理工場を30年近く経営しているが、決してお金持ちにはなれないとの事。
「普通の人間が金を儲けるには、株しかない。」
と言います。
「で、叔父さんは儲けたの。」
と聞くと、
「いや、大損した。」
と言います。

「それじゃ~駄目じゃん。」
と思っていましたが、何故か、頭に残りました。

というのも当時(2002年)は、かってない株ブームのバブルが弾けた時期で、株価が馬鹿安なんです。
一時100ユーロを超えたドイツテレコムの株が、たったの7ユーロ。

旅行業に従事しているので、興味のあったルフトハンザの株価も一時22ユーロまで行きましたが、9ユーロ付近まで落ちました。

その後、株の動きを見ていると、毎年、上昇していきます。
2007年には2001年当時の最高値8000台に乗り、行け行けどんどんのように見えました。
「買っておけばよかった!」
と後悔。
すると2008年には米国の不動産危機の最初の波がやってきて、株価が落ちてきました。
「今がチャンス!」
と、幾つか株を勉強のつもりで買ってみました。

オートバイでもビギナーズラックってありますね。
株も同じで、買った株のほとんどは上昇しちゃいました。
運と才能を勘違いして、目一杯投資しちゃいました~。

その後、2008年~2009年初頭まで株はあがったり、さがったり。
不動産危機が経済危機になりかけていたので、心配になって黒字だった株を売りました。
2年間でそれでも4000ユーロばかり儲かりました。

その後、タイで休暇を過ごしていると、株価大暴落。
あっちゃ~。
急いで買い足しましたが、これが大失敗。




7000台だった株価(Dax)は3700まで落ちて、大赤字。
ここまで落ちるまで待って買えば良かったですが、今となっては後の祭り。
今、売っても仕方ないので、じっと我慢の子。

不幸中の幸いは、暴落したのが休暇中だったこと。
タイのぎらぎらと照りつける太陽の下、プールサイドでリラックスしていると気分が晴れます。
ドイツに居たら、気分転換もできないいので、1日中ブル~。
我慢できなくなって、赤字で売っていたかもしれません。

幸い、回復は思ったよりも早く、2010年には(全体で見れば)黒字に転換。
まだ赤字なのは、金融危機の波紋をもろにくらったドイツ銀行株、鉄鋼会社株、それにオイル株。
これが全部黒字になるのはまだ1年くらいかかりそう。

でも売らない限り、損はしないので、これまで株の売買で赤字はなし。
一度株を所有してしまうと、オートバイと同じで癖になって、なかなか抜けれません。
株に興味のある方、ドイツで株の取引を始めてみませんか。

経験が積めるまでちょっと時間がかかりますが、面白くて、一度始めると嵌りますよ。

戦車博物館

ドイツに来ると決まって聞かれるのが、
「何でドイツに来たの?」
とか、
「何でドイツ語なの?」
という質問です。

真面目な日本人は、本当の回答をしようと、ドイツ語の作文に頭を悩まします。
そこで、これからドイツに来られる方は、ドイツ人に受けのいい回答を用意しておくといいです。
例えば、
「ヘルマン ヘッセの作品に惹かれた。」
とか、
「シューマンの音楽に音楽に惹かれた。」
などと。

間違っても
「ナチスの政治に興味があった。」
とか、
「戦史に興味があった。」
などと、本当でも言ってはいけません。

そんなことを言った日には、嫌な顔をされるか、今後、遠回りして挨拶を受けることになります。

勿論、例外もあります。
アパートの大家さん、戦前の生まれなので、こういう話題には「免疫」があります。
おまけにお兄さんが、ナチスの親衛隊、それもよりによってアドルフ ヒトラー親衛隊員だったので、普通のドイツ人とは違った意見を持っています。

その大家さんは、戦前からデュッセルドルフに住んでいたので、第二次大戦の話を(頼まなくても)喜んで、話してくれます。

毎回、ライン川を渡る度に
「連合軍はこのライン川を渡河してきたんだろうか。」

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と思っていましたが、デュッセルドルフは南方から北上してきた連合軍に占領されたそうです。
そういえば、米軍はあの有名な「レマーゲン鉄橋」にて、ライン川を渡河していましたね。

ドイツ軍は予想される米軍の進出を妨げるべく、ラインメタル社製の巨大な迫撃砲を配置、進出して米軍を迎え撃ったそうです。

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大家さん曰く、
「ものすげえ音がした。」
そうですが、それはそうでしょう。

デュッセルドルフの住人にしてみれば、戦争はもう負けた事が明らかでしたが、これを口に出して言えば、「反逆罪」で死刑になります。
しかし、このままナチスに任せていては、町は焼け野原になってしまいます。

そこで勇気のある市民が、防御の弱いところを米軍に通報して、なんとか「無血占領」を試みましたが、ナチスに捕まり、即決裁判で死刑になったそうです。
大家さん曰く、
"Es war Haarscharf!"
「とっても危険だった。」
との事。

又、時々、戦争中に"Flakhelfer"(対空火砲助手)として働いた経験のあるドイツ人の叔父さんに出会うこともちょくちょくあります。

Flakとは言うまでも無く、"Flugabwehrkanone"の略です。
これに対してPakは"Panzerabwehrkanone"(対戦車砲)の略です。

さて、ドイツ軍のFlakといえば、泣く子も黙る(?)88cm対空火砲です。

Flak.jpg

88cmなのでてっきり
"Acht und achtziger"
って呼ぶのかと思っていましたが、上述のFlakhelferの叔父さんに、
"Neee, Acht und Achter hiess es"

って訂正されてしまいました。
う~ん、こういう瞬間に「歴史」を感じます。
ドイツ語、習ってて良かった~。


このクルップ社製造の対空火砲の開発は20年代、装備されたのは1933年という戦争前の「代物」です。
しかし、初速が820m/sもあり、第二次大戦終結まで製造された名器です。

対ソ戦ではドイツ軍のPakは、ロシア軍戦車の分厚い装甲に当たって、「ピンポン玉」のようにはじき返されてしまいました。
そこで唯一、ロシア軍戦車の装甲を破る事ができる兵器として、非常に重宝しました。

アフリカ戦線では、ロンメルは敵の空軍機に発見、破壊されないように、この数少ない貴重なFlak(それともPak?)のカモフラージュを命じました。
ところがある日、前線を視察していると、イタリア軍がロンメルの命令を守らずに、
「見て下さい!」
といわんばかりに、貴重な88cmが台地に陳列されているのを観て、激怒します。

かんかんに怒ったロンメルが、崖を上って所属部隊に渇を入れようとすると、実はこの88cmは木製の偽物。
イタリア兵は、
「Flakのカモフラージュ」
をドイツ兵とは違って解釈して、ロンメルでさえ見間違えるほど本物そっくりの木製のFlakを作ったわけです。
う~ん、流石イタリア人。

ロンメルついでに、もうひとつ逸話を。
ロンメルの手際よく防御準備されていた陣地に攻撃をかけてきた英国軍戦車が、この88cmで撃破されました。
運良く生き延びた英国士官は、
「この戦車を一体、どんな武器で破壊したのか、見せて欲しい。」
と、言い出して、言う事を聞きません。

英国では、
「ドイツ軍はこの戦車の装甲を破るPakを持ていない。」
と言われていたので、どうしてもドイツ軍の「新兵器」を見たかったわけです。

この士官は捕虜収容所送りになって、秘密がばれる恐れがないので、ロンメルはこの士官にドイツ軍の「新兵器」を見せると、この士官は、
"It is not fair, to use antiaircraft gun"

って言ったそうです。
これを聞いたロンメルは相好を崩して笑ったそうです。

そのくらい破壊力のあった対空火砲ですから、ソビエト軍の戦車に対抗する為、ヒトラーが
「次期主力戦車には88cmを搭載せよ。」
と命令。

技術者は
「そんな無茶な。できません。」
と抵抗するも、やればできました。

こうして開発、完成した戦車がドイツの誇るタイガー戦車でした。

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そしていよいよ1943年末には改良を加えたタイガー戦車2型、通称、キングタイガー戦車が登場します。

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これには連合軍、全く歯がたちませんでした。
パトロール中にこれに遭遇した米国の戦車大隊は、たった1台戦車に全滅の憂き目に遭っています。

これが原因で米軍などでは
「タイガー戦車恐怖症」
が流行、タイガー戦車を見ると逃げ出す戦車乗務員も出たほどで、連合軍を大いに悩ませました。

「じゃなんで戦争に負けたの?」
と言われるかもしれませんが、数が少なすぎました。

タイガー1型で製造台数は(終戦までに)1350台。
2型に至っては480台。

ソビエトは1月に3000台の戦車を製造していましたから、2000台程度では戦況に影響を与えることはできません。
又、制空権なしでは、戦車なんて道路を横断する亀みたいなもの。
向こう側にたどり着く前にぺしゃんこになっています。

毎回、前置きが長いですが、実はここからが本題。
ドイツに戦車博物館があります。
場所は、Munsterという街で、ハンブルクの(大体)南になります。

「一度、行って見たい!」
と思っていたのですが、遠い。
一人で行くと車の運転がしんどいです。

誰か、一緒に行きませんか。
あのタイガー戦車もありますよ~。

他に2~3人居ると、ガソリン代を割勘して40ユーロ程です。
運転免許を持ってる人が居ると助かります。
車はオートマなので、誰でも運転できます。

Nur Italien nicht!

今回のワールドカップ サッカーの人気商品は、Vuvuzela。
これです。

vuvu.jpg

近隣の子供がテレビを見て、
「パパ、私も欲しい!」
と言ったに違いありません。

安いものなので、両親もこれを子供に買ってあげるのはいいんですが、アパート住まいをしていると、結構、しんどいです。
朝でも夜でも、子供がはしゃいで、
「ブ~ブ~。」
鳴らしています。

子供は肺活量が多大きくないので、長続きしないのがせめてもの慰め。

そうそう、昨日、日本チームの試合がありました。
ラジオ局が視聴率を稼ぐ為、視聴者から試合の結果予想を募集していました。
全員がオランダの勝利に賭けていたため、あまり盛り上がりませんでしたが。

あまり派手に負けると、翌日、ドイツ人に笑われるので、
「0-2くらいで善戦すればいいんだけどな。」
と思っていたら、
0-1の善戦でした~。
良かった~。

「日本頑張れ!」
と声援していた方は違った見方をされたと思いますが、
「0-4だけは勘弁してくれ~。」
と心配しながら見ていると、最初から最後まで勝てるチャンスは皆無だったですが、内容は最初の試合よりも格段の進歩。

先回は日本チームをこきおろしたドイツ人の解説者が、
「日本人は学習能力が早い。」
と、褒めるくらい。

"Nur eins haben sie immer noch nicht gelernt, Tore zu schiessen."
(ただし、ゴールをする事だけは学んでいない。)
と、的確なコメントが続きましたが。

デンマークチームの試合を見ていたこの同じ解説者が、
「専守防御の日本相手にゴールを打つことは、(このチームでは)難しい。」
と、言っていましたから、案外、日本チームは予選を突破するかもしれません。

だって次の試合では、日本チームの苦手なゴールを打たなくても、0-0で予選突破です。
もっともゴールキーパーがまたミスをすると、日本の苦手なゴールが必要になるので、しんどいですが。

さて、今回はなんと北朝鮮もワールドカップに出場しているんですね。
是非、北朝鮮 VS. 韓国の試合を見たいですが、とても叶いそうにありません。
だって、すでに北朝鮮チームの選手、4名が逃亡しているんですよ。

監督だってこのまま帰国すれば、
「お前、選手4名を逃亡させただろう。」
と言われて、家族ごと、強制収容所送りになりかねません。

私だったら、まだ逃げられるうちに逃げますね。
北朝鮮チーム、帰国するまでにもっと数が減りそうです。

そうそう、北朝鮮が試合をしている際、応援をしている小さなグループを見ましたか。
あの小さなグループ、朝鮮人ではありません。
国を代表するサッカー選手が逃亡する国ですから、外国に国民を出すわけがありません。

あの応援団は中国政府が派遣した応援チームなんだそうです。
何でも知っているサッカー中継の解説者が言っていました。
この為、中国政府支給の同じ服装に身を包んでいます。
流石に「私服」に着替えされることまでは、気が回らなかったようです。
流石、中国。

そういえば、チベットなどにテレビ局が取材に行くと、いつも黄色いトレーナー姿の「民間人」の姿が目につきます。
言うまでもなく、軍人にトレーナーを着せて、おかしな場面を撮影しないようにチェックしているわけです。
皆同じ軍隊カットなので、一発でばれます。
流石、中国。

さて、日本人はどっちに応援したらいいのかわからない場合、弱いチームを応援するという心の優しい「判官びいき」の国民です。
ドイツ人は全く逆。
"Moege der Bessere gewinnen."

と言って、優れているチームが勝つことを祈ります。
だって優れているチームが運悪く、自殺ゴールで試合に負けるほど、悔しいことはありません。
そんな悲劇が怒らないように、
「優れたチームが勝ちますように。」
と祈ります。

と思ったら、変わったドイツ人も居ます。
先回までドイツとイタリアは、ワールドカップの優勝の数が共に3回でバランスが取れていました。
ところがイタリアがドイツを下して、決勝に進出したばかりか、優勝までしてしまいした。
これがドイツ人の誇りを傷付けました。

これを教訓に、ドイツでは(巷で)変わったWM Lied(ワールドカップの歌)が流行っています。
そのお題目も、
"Nur Italien nicht!"

「お願いだから、イタリアだけは勘弁してくれ。」
って意味なんですが、 歌詞は、

Wer den Cup gewinnt, ist scheiss egal.
Nur Italien nicht, Italien nicht!

Wer den Cup gewinnt, ist scheiss egal.
Nur Italien nicht, noch einmal!

って繰り返しています。
簡単な歌詞なので和訳する必要はないかもしれませんが、
「(ワールド)カップで誰が優勝しようが、知ったこっちゃない。」
「ただ、イタリアだけはやめてくれ。イタリアだけはやめてくれ。」

「(ワールド)カップで誰が優勝しようが、知ったこっちゃない。」
「ただ、イタリアがまた勝つのだけはやめてくれ。」

結構、面白いですよ~。

サバイバル

今日、郵便局まで出かけたのですが、道路が空っぽ。
いつもは長蛇の列が出来ているカウンターも、(愛想の悪い)おばさんが暇をもてあましていました。
「これは一体???。」
と考えましたが、ああ、そう。
今日はドイツチームのサッカーがあった日でした。

ところでドイツの郵便局で銀行口座を開かれる方も多いと思います。
口座維持費も安い(大概、無料)し、支店の数が多いので、便利です。

ただ、毎回、長蛇の列なので、これには泣かされます。
だって、並んでいる人がアル中だったり、1年くらい体を洗っていないドイツ人だったりで、順を待っている間に、窒息死しそうです。

また、郵便局のおばさん、外国人に対して冷たいです。
お客さんから送っていただいた小切手を換金に行くんですが、身分証明書の代わりに差し出したパスポートをパラパラとめくっています。

パスポートには個人情報(タイ、カンボジア、ベトナム、中国の入国査証)が記載されています。
郵便局のおばさんには、他人の生活を探る権利はありませんから、

「なんでそんなに関係のないところまで見るの?」
と聞くと、
「必要な情報が乗っているページを探しているんです。」
なんて「言い訳」をします。

本当は、パスポートにドイツ滞在のビザ(査証)が張られているか、その期限を切っていないか、チェックしているんです。
警察でもないのに、全く余計なお世話です。

だから、おばさんがパスポートをめくり始めると、
「最初のページに載っています。」
と、出鼻をくじくと、
「最初のページに載っていないパスポートもあるんです。」
「たしかトルコのパスだったかな。」

なんて言い訳をしますが、真っ赤な嘘です。
知人のトルコ人のパスを見せてもらいましたが、最初のページに情報が記載されています。

一度は郵便局のおばさんに、
「必要のない個人情報を観ないでください。」
と警告すると、
「良き市民の義務としてチェックしています。」
って、開き直りました。
そこで
「あなたは東ドイツの出身ですか。」
と言い返すと、その後、一切、チェックはなくなりました。

世界広しといえど、店にやってきた客を犯罪者扱いするのは、ドイツの郵便局員くらい。
必要なら警察につきだそうとするドイツの郵便局員の精神、世界に例をみません。
流石、ドイツ。

さて、その郵便局ですが、インターネットの復旧により手紙事業は毎年、減少傾向にあります。
そこで郵便局の親会社であるドイチェ ポストは、
「残る支店網をすべて売却する。」
と言い出しました。

今後、ドイツの郵便局は個人経営のお店に変わっていきそうです。
また、ドイチェ ポストの銀行部門、ポスト バンクはドイツ銀行に売却されました。
銀行業も郵便事業もないドイチェ ポスト、存在意義があるんでしょうか。

さて、今回のテーマはドイツでのサバイバル(食事編)です。
ドイツに来て重宝したのが、自衛隊で鍛えられた精神力の他に、料理の腕。
料理が好きで、大学時代はびっちり料理の腕を磨きました。

料理と言っても、野菜を30分煮込んで、カレーのルーを入れて、
「男のカレーだ!うまいだろう!」
なんてひどい代物を食べ物として出されたことがありますが、そんな物ではありません。
ちゃんと料理しています。

これが、ドイツで大活躍。
クラスの美人とお知り合いになる、いいきっかけになります。
「日本食を料理するから、食べに来ない?」
と聞かれて、
「いや、その日は用事が、、。」
と、断られた事はありません。

これから留学される男性諸氏、是非、今からでも遅くありません。
是非、料理を習ってから、留学してください。

ある日、クラスのギリシャ人から、
「料理を食べに来ない?」
と、いつもとは全く違ったパターンのお誘いがありました。

今から考えると、
「見事に罠に嵌った。」
わけですが、何故か騙されても後悔なし。

話が横に大きく逸れました。
ドイツに来てドイツ飯が喉を通らなくなりました。
ゲーテにて朝食を予約していたのですが、固いパンが喉に詰まっておりていきません。

女性はこの辺、適応能力に優れているようで、
「パンがおいしい。」
という話は聞いても、
「パンが喉を通らない。」
と嘆くのは、いつも男性。

そこで日本食を探しに行きました。
当時、フライブルクには「アジア ショップ」が一件だけあり、わずかながら日本の食料品も売られていました。

demae.JPG

う~ん、確かに出前一丁だけど、何か違う。
他にもカレー味とか、見た事もない味ツケ。
肝心のお味は、、、、不味い。
それとも慣れていないだけ?

demae2.JPG

焼きそばだけは、青海苔が欠けているにもかかわらず、許容範囲。
正確に言えば、麺が日本のオリジナルよりも細めで、時々、スープの入った袋の包装が破けて、チキンラーメンになっていることもあります。

肝心の値段は50セントほど。
最近ではドイツの大手スーパーでも売られていますね。
ドイツ人が買っているところを見かける事がないですが、売れているんでしょうか。

ちなみにドイツで見かける日本食料品店は、いつも決まって韓国人経営。
何故でしょう。
ちなみに、こうした食料品店の労働環境も、あまりよろしくありません。
時々、日本人の募集をしている張り紙をみかけますが、要注意です。

又、日本語や韓国語で書かれているせいか、賞味期限が過ぎている製品が平気で売られています。
買い物籠に入れる前に、必ず賞味期限を確認しましょう。
これを不可能にする為、お店では往々にして賞味期限が印刷されている場所に、成分を示すステッカーを貼っている事があります。

これを観ても挫けず、ステッカーを剥がしてでも、賞味期限を確認すべし。
わざわざ賞味期限を隠すんですから、何か都合が悪いに決まっています。
高い日本食良品を買って、これの賞味期限が過ぎていた日には、「高物買いの銭失い」です。

もっとも上には上があります。
ドイツのスーパーでは、賞味期限の過ぎた(腐りかけた)肉を集めると、新しい賞味期限を張って販売しています。
メトロ系のスーパー、Realの店員が見るに見かねて、この内情をマスコミに垂れ込みました。
テレビ局が隠しカメラでその現場を撮影して、全国放映。
これに比べれば日本食良品店はまだかわいい方?

サッカー中継

ワールドカップ サッカーが始まりました!
とは言っても、サッカーには興味がないので、
「ドイツ、勝ちましたね!」
って言われて、
「そうなん?」
くらいしか返す言葉がありません。

これじゃ~商売人として、愛想が無さ過ぎます。
そこで調子を合わせて、
「日本も出てるの?」
なんて言うと、調子を合わせているのがすぐにバレルので、最初から無理しない方がいいです。

とは言っても、テレビをつけてサッカーを放映していると、つい観てしまいます。
何処の国でも、その国民性に合わせた報道があり、これが結構、楽しいんです。

ラテン系の国は、ゴールが決まると、喉の奥から叫びますね。
米国では2名の「司会者」が会話形式で、中継をする事が多いようです。
ドイツ人が2名で司会をすると、昔話を語り始めたり、議論を始めたりで、肝心のシーンはそっちのけ。

好きなオートバイ レースの中継を見ていると、トップの入れ替わりが目の前で展開されているのに、
「昔はどうだった、こうだった。」
と語り、
「あれ、いつの間にか、トップが変わっていますね。」
などととぼけた司会をするので、かなり興ざめ。

又、日本人が聴いて(観て)いないと思うと、普通は口に出さないことも、平気で言います。
「彼は一体、いつになったら英語を話すんだろう。」
などと。

稀に英語を話す日本人レーサーが居ると、
「日本人らしくない。」
と、これまた非難されます。

こうした悪口の中でも群を抜いていたのは、(F1の司会で)ニキ ラウダが、日本人レーサーを、
"Japse"
と戦争中でも聴かれなかった、蔑称で呼んでいた事。
(英語では米軍が使用した"Japs"です。)
流石にこれはパートナーの司会者が、急いで修正しましたが。

幸い、サッカーの中継では、(国営放送では)司会者(解説者?)は1名。
しかも、彼、すごいんです。
アフリカ人だろうが、韓国人だろうが、プレーヤーの名前を空覚えしています!

オートバイ レースなら、たかが50~60人程度のレーサーですが、サッカーとなると、数百人。
ほとんどのプレーヤーの名前を、時間差無く語る事のできる、あの司会者は凄いです。
おまけに、どこに所属しているとか、これまでは何処に所属していたとか。
ワールドカップの前に、付け焼刃で暗証しただけではここまで詳しくなれません!
やっぱりプロの司会者です。

ちなみに外国のクラブに所属している選手をドイツ語で
"Regionaer!(傭兵)
って言います。

最初は何のことなのかわからなかったのですが、フランスの外人部隊から派生した呼び方のようです。
ちなみに今回のドイツチームには一人もRegionaerが居ない、(多分)唯一のチームです。

ところで2年前のヨーロッパ カップの決勝戦を覚えていますか?
ドイツでは決勝戦の際、カンボジアのトンレサップ湖の水位を7~8mも押し上げる大雨に負けないくらいの豪雨。

いきなり決勝戦の後半20分程で、
「ぷっつ。」
っと、テレビの中継が切れてしまいました。
隣四方に住んでいるドイツ人が、調子を合わせて
" Aaaaaa Neeeeeeeeeein!!
って叫んでいました。

その後、1分ほどして画面が回復したら、
「ぷっつ。」
っと、テレビの中継が、また切れてしまいました。
隣四方に住んでいるドイツ人が、調子を合わせて
" Neeeeeein schoooooon Wiiiiiiieder!"
って叫んでいました。

その後、何度か、中継が回復したり切れたりを繰り返した後、ぶっつり中継が切れました。
この間、国営放送局が契約していた経路ではもう放映できないので、スイス国営放送局に
"Bitte Bitte!"
って、契約なしの電波の使用を交渉していたそうです。

ドイツチームが出ている決勝戦の後半で、0-1と不利な状況での中継ダウンですから、ドイツ人は気が狂いそう。
スイス人は、ドイツ人の頼みを受け、スイステレビが放映している電波の使用をドイツのテレビ局に許可しました。
その後、テレビ局は電波の受信先を変えていたため、テレビの画面は5~6分ほどブラックアウト。
音声だけは聞こえるので、テレビでラジオを聴く事になりました。

その後、突然画面が回復すると、今度は隣四方から拍手が聞こえてきました。
こうして、ドイツのテレビ局は、スイスのテレビ局に「借り」を作ってしまいました。

また、サッカーが始まると、面白い光景を見かける事ができます。
米国と違って、ドイツでは国旗を部屋から垂らそうものなら、
「あいつは右翼だから相手にしない方がいい。」
と、国旗系はタブー。

ところがトルコチームが連勝すると、ドイツ中に住むトルコ人がトルコの国旗を抱えて、市内の交通を麻痺させてしまいました。
これを見たドイツ人が、
「トルコ人に負けてはおれん。」
と、車や部屋から国旗を垂らすのが一気に流行り始めました。

1週間前までは、車に旗を飾っている車はほとんどなかったですが、今や旗、旗、旗。
旗を作っている会社は大喜び。
しかし、厳密に見れば、車に旗を立てて走行するのは交通法違反。
ワールドカップ中は警察も(ドイツの国旗であれば)大目に見てくれますが、それも市内のみ。
高速は、びっちり違反切符を切られます。

これを見たドイツ人が、いいアイデアを思いつきました。
それは「バックミラー国旗。」
国旗を印刷したバックミラーカバーです。

どうですか、ひとつ?
1セットで9.95ユーロ(送料別)。
日本に通信販売しようかな。

などと書いたら、今日は日本の試合でした。
ドイツで日本チームの試合を見ていた方、きっと怒ったと思います。
無茶苦茶、非難されていました~。

幾つか頭に残った例を上げると、
"Es ist grausam, ein solches Spiel zu zeigen."
(あんなに下手な試合を見せるなんて、残酷過ぎる。)
とか、
"Ohne Plan, Ohne Struktur"
(計画なし、構想なし)
などと。
特に(両チームの)ゴールキーパーに対しての非難は厳しかったです。

ところで日本チームの監督か誰かが、
「オランダに勝つ。賭けてもいい!」
って言ったんですか?

この賭けに対して、
"Wenn ich das gewusst haette, haette ich mit all dem, was ich habe, dagegen gewettet!"
(そんな賭けがある事を知っていたら、全財産を持ってその反対に賭けていた。)
って、解説者(有名な元サッカー選手)が宣言していました。

彼の意見では、日本の属するグループからはオランダと(今、最下位の)デンマークがトーナメントに出るとの事。
さらに、日本はオランダに対して
「手痛い敗北を蒙るだろう。」
と、予言していました。

どうなるか、楽しみですね。
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