Amazing Thailand

かなり前になりますが、
"Amazing Thailand"
というキャッチフレーズで、タイ政府が観光客誘致のキャンペーンを開始。
たった2単語にてタイを象徴する、素晴らしいキャッチフレーズです。

ここ10年以上、毎年タイに行っていますが、毎回、驚く(Amazing)ことばかり。
例えば日本企業を出し抜いて、ドイツのジーメンスが導入したスカイトレイン(モノレール)、通称、BTS。
肝心要のチケットの自動販売機、コインしか使えません。

この為、特別にお札をコインに両替する人員を各駅に雇っています。
利用客の多い時間帯や、メインな駅では常時2名体制ですが、両替の窓口に長蛇の列。
一人8時間労働で、各駅2名としても、全部で50人くらい両替の為だけに人材が必要です。
幾らタイの人件費が安くても、そのお給料は馬鹿になりません。

お陰で採算が悪くなり、乗車料金の値上げ。
批判に負けて紙幣も利用できる自動販売機を配置しましたが、メインな駅だけ。
しかもたったの一台で、いつも修理中。
やっぱり"Amazing Thailand"

先月、きっかり1年遅れて、空港から市内に向かう電車路線、エアポートリンクが開通。
ここに至るまで、逸話の多いこと。

空港のオープニング前に視察に来た首相が、
「で、空港までの電車でのアクセスはどうなっているのかね。」
と尋ねると、
「マイ ミー(ありません。)」
と、回答。

怒った首相の鶴の一声で、空港路線の施設が決定したという、お粗末な話。

エアポートリンクが出来上がってからも、非難多し。
「乗換えが面倒。」
とか、
「トランスラピッドならともかく、普通の電車に乗っても仕方ない。」
とか、
「俺はタクシーで行くから要らない。」
などと、もっともな非難や、意味のない非難があがっています。

意味がない非難は、トランスラピッド、云々。
大体、市内までの10km程度にトランスラピッドを入れても最高速度に達する前にブレーキをするので意味がない。
おまけにその導入費用を考えると、チケット代金が高額になり、誰もそんな高価な路線利用しません。
大衆の交通手段としてトランスラピッドは使い物になりません。

だから、トランスラピッドは中国で導入されただけ。
製造元のドイツでも、採算が取れず、導入の見通しがたっていません。
そんな代物をタイに、しかもたった10kmの路線に導入しろなんて、無茶にも程があります。

意味がある非難は、乗り換え、及び市内からのアクセスの良し悪しです。
これは自分で使ってみないと判断できません。
ドイツからの長距離フライトでしんどいですが、大きな荷物を抱えており、実験台として最適。
早速、挑戦してみました~。

まずは空港内での乗り換えですが、歩きます。
計画になかったエアポートリンクを後から付け加えた為、乗り口が空港の端っこにあり、遠い。
荷物を抱えて歩くのはしんどく、面倒なことはしないで、タクシーに乗ってしまいたい誘惑に駆られます。

でかい荷物を抱えてエアポートリンクに向かっているのは何故か、私だけ。
その他には、現地人だけ。
まずここで嫌な予感。

エアポートリンクの乗り口に着くと、案の定、自動販売機は全部、Out of Order。
やっぱりタイ。

市内まで各駅停車のチケットを買うと、激安の15バーツ。
オープニング料金で安くなっているようです。
これが原因で、自動販売機をわざと使用不能にしている可能性大。
少なくとも私はそう信じたい。

電車の中はこんな感じ。
市内に向かう電車には、観光客(外人)が一人も居ません。

bkk003.jpg

言うまでもなく車両はジーメンス製。
揺れも少なく、結構、快適にパヤタイ駅到着。
所要時間30分。
ちょっとタイを見直しました。

ここで上述のBTSに乗り換えです。
ところが、

bkk004.jpg

駅のプラットフォームに上るにはエレベーターがありますが、下りるには階段のみ。
だから、観光客は誰も使っていなかったわけです。
しかし、それじゃエアポートリンクをわざわざ作った意味がないと思いませんか。
やっぱり "Amazing Thailand"

でかい鞄を抱えて、この階段を下りました~。
すると次はBTSの駅まで延々、歩きます。

bkk005.jpg

あ~しんどい。
空港から市内に向かう路線で、観光客の姿が見えなかった理由がわかりました。
これじゃ、誰も使わんわ~。

この辺が我慢の限界。
でかい荷物を抱えて今度はBTS駅の階段を登り、又、下りる元気は消散。
列に並んでお金を小銭に両替するのも面倒なので、ここからタクシーを使ってしまいました。

バンコクの3日間は、意味なくあっという間に過ぎて、いよいよ目的の地方巡業です。
エアーアジアに乗って、ウドン タニー(東北部、通称、ウドン)に出発。
恥ずかしい話ですが、先回、ウドンへ行く飛行機、逃してしまいました。

公式な理由は、渋滞のせい。
でも本当は、飛行機の到着時間と出発時間を取り違えていた為。
油断大敵(タイ的?)です。

なので今回は出発時間の3時間前にホテルを出発。
これなら到着時間と出発時間を取り違えていても、間に合います。
まあ、それは冗談としても、同じ失敗を2回も繰り返すのは、理性の働く大人のすることではありません。

言うまでもなく、エアポートリンクを利用。
空港行きは便利です。
おまけに空港まで1時間足らず、費用は(BTSの25バーツ込み)なんと40バーツで行けてしまいました!
過去、最安。

お陰でフライトの2時間前に到着。
エアアジアのお姉さんは、
「ゲートはB10です。」
と、乗車券を渡してくれました。

ところがここからが問題。
国内線のゲートはA1~6、あるいは、B1~6まで。
何処を見てもB10なんかない!

ちょうど通りかかった空港の職員に、
「B10ゲートって何処?」
と聞くと、
「そんなゲートはない。」
って言い張ります。

そこで乗車券を見せると、
「これはビー ワン ゼロです。」
との事。

やっぱり"Amazing Thailand"

自慢話

誰にも
「自慢できる事。」
が、あるものです。
果たして自慢するような事なのか、それとも恥じるべき事なのかは別にして。

自衛隊では、
「自衛隊で数えられるのは、飯の数だからな。」
と、食事の回数を威張る陸曹に多く遭いました。

そうかと思えば、
「飯の数では負けるが、量なら俺の方が多いぞ。」
と反論する陸曹が居て、
「確かに、お前はよく食うよな~。」
と、お互いにその功績を認め合う涙ぐましい光景も散見されました。

そうかと思えば、
「俺は誰々を知っている。」
と、ある陸曹が威張れば、
「俺は誰々に会ったことがある。」
と、ある陸曹が威張り返すと、
「俺は、誰々に間違われたことがある。」
と、そのさらに上をいく陸曹が居て、情けない自慢話に花が咲きます。

そういう私にも威張れることがあります。
それは、
「タイで泊まるホテルの横はいつも工事現場」
というジンクスです。

観光客が押し寄せるタイでは、ここ10年建設ラッシュに沸き、大きなホテルがそこら中に建っています。
2年前に泊まったグランデ センターポイント

grande.JPG

でも、お隣で高層ビルが建設中。
折角、☆☆☆☆☆のサービスアパートに高いお金を払ったのに、
「キーン、カーン、カーン」
と、鋲を打ち込むリズミカルな音が聞こえてきます。

パタヤーで泊まったサンシャイン レジデンス。
よせばいいのにデラックスルームを予約。
何がデラックスなのか聞くと、布団に赤いタイシルクが掛かっており、これがスピリアールームとの違いとの事。

大損をした気分。
ついでに真横にビルが建っており、朝から
「カーン、コーン、カーン」
と、騒音で寝てもいられません。

そこで空いている(比較的静かな)スピリアールームに変えてもらいました。
「差額、返してよ。」
と言えば、
「スピリアーも、デラックスも同じ部屋なので、返金できない。」
との事。
「じゃ~なんで高い料金を取ってるの。」
と聞けば、
「ホテルのマネージャーに聞いてくれ。」
との事。

そんな事で諦めるようなら、ドイツに16年も住めません。
「マネージャーに電話して。」
とお願いすると、目一杯嫌な顔をしながらも、電話してくれました。

電話に出てきてのは、奇遇、ドイツ人マネージャー。
「それはすまなかった。あとで誤りに行くから許してくれ。」
と、言ったきり、私が滞在している2週間はホテルに近寄ろうとはしませんでした。
流石、ドイツ人。

散々こういう経験をしたので、
「現地で視察してから予約。」
する習慣がついていたのですが、油断しました。

今回、泊まったのはバンコクのウイッタユ通りにあるセンターポイント。
この前泊まったときは、まだ廃墟が建っていましたが、

cp002.JPG

今や、☆☆☆☆☆ホテルの建設中。

cp001.jpg

目覚ましなんかなくても、
「カーン、カーン、カーン」
と、鋲を打ち込むリズミカルな音で、目が覚めます。
お陰で朝食を食べ逃すことがありません。
しかし、寝不足で1日中体がだるい。

買い物に出かける前に、「朝寝」と思ったら、
今度は、今、泊まっているサービスアパートの改装が始まりました~。

cp003.jpg

いきなり16階のバルコニーに職人、参上。
どこから来たのかしらん。
良かった~、(今日は)ちゃんとズボンを履いていて。

自慢できる話ではありませんが、今回もジンクスは崩れませんでした。

幸い、虫の知らせか、10月のホテルはまだ予約していません。
そこで、折角、タイまで休暇に来たのに、汗を滝のように流しながら、ホテル探し。

先回、スクンビット グランデホテルに泊まった話はここで紹介しましたが、そのホテルの前にパチャラ スイートというサービスアパートが建っていました。
地の利がいいので、今回、視察に行ってきました。

部屋は合格。

pacha.jpg

インターネットでは、
「アラブ人が多すぎで嫌だ!」
と散々悪口を書かれていますが、ドイツから来ればアラブ人のあつかましさには慣れっこ。

なので予約しようかと思えば、
「予約は明日、セールスマネージャーに相談してください。」
と、夜分の予約は取ってもらえませんでした。

で、翌日。
BTSに乗ってナナで下りると、

pacha002.jpg

初めてタイに来た頃から建っていた廃墟が、取り壊されていました~。
土台のコンクリートを削り取っているので、
「ガッツン、ガッツン」
と、ものすごい騒音。

この工事現場の隣がパチャラ スイート。
昨日、予約しなくて良かった~。
やっぱりホテルの視察は、昼間にすべきです。

その場でUターン。
再びBTSに乗りプロンポン駅まで。
この駅から然程遠くないところに日本人が経営しているサービスアパート、V レジセンスがあります。

部屋を見せてもらえないか頼むと、快く承諾してもらえました。
プールはないですが、インターネットは無料で、キッチンに洗濯機付き。
レセプションは小さいですが、レセプションに泊まるわけではないので、どうでもいいです。

話は横に逸れますが、バンコクに有名な☆☆☆☆☆のホテル、シャングリラ、通称、シャングリがあります。
ここは巨大ホテルなのに、レセプションには2名(時々3名)しか、スタッフが居ません。
この為、何か用事があると列に並んで、5~10分待たなくてはなりません。

おまけに(あの)ドイツ人が顔負けするほど、超愛想なし。
(バンコクの)☆☆☆☆☆ホテルって、そんなもの。
あまり期待しない方がいいです。

上述のスクンビット グランデホテル(☆☆☆☆)も似たり寄ったり。
ここにタクシーで着くと、タイのドレスを着た美人に向かえられます。
ところが肝心のレセプションは2名(時々3名)で、列が出来ています。

そうかと思えば、ロシア人スタッフは暇そうにして、爪を眺めています。
どういうスタッフの配置をしているのか、大いに疑問。
忙しい部門にスタッフを配置せず、美人2名にドレスを着せて入り口に立たせて、どういう意味があるんでしょう。

うわべを重視するなら意味ありますが、私は実際的なので、うわべなんかどうでもいいです。
V レジセンスで気に入ったのは、レセプションにスタッフが3名、それにマネージャーが1名と、4人も勤務していること。
部屋の数では上述の高級ホテルの1/5~1/6程度なのに。
この為、用事があるとすぐに話を聴いてもらえます。

肝心の部屋がは広く、快適そう。
窓から外をチェックしましたが、近くに工事現場がないので、ここに決定。

こうしてバンコク滞在の2日間は、ホテル探して潰れてしまいました。
と思ったら、明日ここのアパートをチェックアウトです。

明後日から地方巡業なので、今日、スーツケースを次のアパートまで持っていかなくてはなりません。
こうしてバンコク滞在の3日は、ホテル探しとその準備に潰れました。
バンコク滞在中、中華街や川向こうまで写真を撮りに行く予定でしたが、すべてパー。
次回は初志貫徹で、スマートに旅行したい。



フォトキナ

初めてドイツに来ると、日本との違いがちょくちょく、目に付きます。
しかしドイツ生活の日々が長くなると、だんだん、こうした違いが目に付かなくなります。
ポストバンクやスーパーで、無茶苦茶愛想の悪いおばちゃんに遭うまでは。

ドイツの生活が長くても、注意して観察すると、日本とドイツの発想の違いに気づきます。
例えば商品のモデルチェンジ。
ドイツではモデルチェンジに時間をかけます。
これはまだ売れ残っている古い機種を売る為と、古い機種を買った顧客をがっかりさせない為です。

又、ドイツでは新しいテクニックは、高い機種に最初に導入されます。
安い機種は早くても半年、あるいは1年待たなくてはなりません。
こうして高いお金を払ってくれる上客のご機嫌を取っているわけです。

具体的に言えば、ハイブリットエンジンはメルセデスでは、まずはSクラスに導入されました。
ついで翌年からEクラス、そしてC,Aと。

日本では、何故か、その逆。

今年の2月にキャノンはカメラ550D(日本ではキス4型というおかしな名前)の販売を開始。
液晶モニターにこのクラスでは有り得ない、104万画素の高性能液晶モニターを搭載。
50万円もするキャノンのフラッグシップのカメラで92万画素。
ちょっとやりすぎ。
後続モデルで改善の余地がありません。

同じようにこれまで1200万画素のCMOSセンサーにこだわってきたニコンが、一番安いアマチュアモデルのD3100に新開発の1400万画素CMOSセンサーを始めて搭載。
50万円もするプロのカメラマン向けのD3Sには、これまで通り1200万画素。

う~ん、日本企業のモデルチェンジ ポリシーはよくわからんです。

というわけで、今回はカメラのモデルチェンジがテーマ。
世界最大のカメラの見本市、フォトキナ開催まであと2週間。
各メーカー、続々と新型を発表しています。

一番奇抜なアイデアを出してきたのは、ソニー。
これまで一眼カメラに搭載されている鏡の代わりに、半透明ミラーを導入
これによりオートフォーカスが早くなり、10枚/秒の高速撮影が可能になりました。

売り文句には、
「世界初、透過ミラー採用!」
とありますが、アイデアのオリジナルはキャノンかも。
キャノンは60年代から似たような技術を開発、1999年にほぼ同じ高速撮影が可能なEOS-1n RSを発表しています

まあ、どちらがオリジナルかは弁護士に任せておいて、どんな写真が撮れるか、興味津々。
カメラの形も新しくデザインされて、いい形になったと思います。
まるでエイリアンの頭のように、ファインダー部分が後ろに突き出ているのは好き嫌い別れそうです。
でも、鼻がモニターに当たって、「油汚れ」することを避けることができます。

このソニーの新型カメラ、α55がちょうど日本で販売開始(ドイツでは10月から)になりました。
日本には、新しいものが販売されると、
「新しいのが欲しい!」
と、性能テストも見ないで、カメラを買う奇特な人が多いです。

お陰で新型カメラで撮られた写真を見ることができました。
肝心の画質は、同じソニーのα550に及ばない気がします。

ソニーでは番号が増えるほど高級カメラで、最高級カメラはα900。
つまり、α55とα550の番号を見れば、モデルの位置づけがわかります。
ですから、画質がα550に及ばないのは、ある意味当然。
高い機種の方がいい画像じゃないと、誰も高い機種を買いませんから。

一番大きな差は、暗い場所での撮影。
α55はα550に比べ、ISO1600を超えるとノイズが目立ってきます。
この辺が、透過ミラーの短所かも。
ただし、α550はこのクラスでは最もノイズが少ない優れたカメラ。
なので、最優等生と比べるのは酷かもしれません。

敢えてその理由をかんぐると、透過ミラー搭載機種では、レンズから入ってくる光の一部(30%)をファインダーに送るので、センサーに当たる光の量が(暗い場所だと)不足するようです。
この光を人工的に強めるので、ノイズが生じてしまいます。
とは言っても、「新技術」に対する感心は大きいようで、よく売れているようです。

個人的に興味があるのは、3年前に販売されたα700の後続機種。
アマチュアモデルでは、毎年、新型モデルを出すソニーが、3年も新型機種を出し渋っています。
どんなスペックの機種が発表されるか、あるいは発表されないか、興味深々。

キャノンは50Dの後続機、60Dをフォトキナで発表するかと思いきや、先月、発表。
すでに550Dで搭載されている104万画素の高性能液晶モニターを搭載。
このモニターが自由に動かすことが得点で、その他はあまり変わっていません。

画素数は1800万画素になりましたが、これは550Dと同じで、特に目新しくありません。
それにAPS-Cセンサーに1800万画素、必要なんでしょうか。
画素数が多くなったため、連続撮影機能が低下しています。

又、画素数が多いと、ISO1600あたりからノイズが増えるだけ。
おまけに写真の編集にも時間がかかり、保存に場所を取ります。
こうした点を考慮すると、アマチュアモデルで画素数を1800万まであげる長所がありません。

これに加えて、ハイ アマチュアクラスの7Dと60D、550D、スペックの差があまりありません。
60Dを買う値段で7Dが買えるし、60Dと550Dの間には、それほどスペックに大差がありません。
この為、何故、カメラを60Dに買い換える必要があるが、消費者を説得するのが難しいと思います。

冒頭で述べたとおり、やはり新機能は高級機種から導入すべきだったと思います。
又、安い入門機種には、あまり高機能を詰めてしまうべきではないですね。
そうしないと、高価なモデルが売れなくなる可能性があります。

さて、キャノンの好敵手、ニコンはまだD90の後続機種を発表していません。
どうもフォトキナまで、発表を待つようです。
すでに安いD3100で搭載された1400万画素のセンサーが搭載される筈。
その他、どんな新機能が搭載されているか、楽しみ。

もっともD90を半年前に買ったばかりなので、本心ではあまり新機能を載せて欲しくないです。
個人的な希望は、連写機能をもう少し挙げて、ファインダー内のフォーカスポイントをもう少し増やして欲しいくらい。
その他ではとてもよくできたカメラなので、注文はありません。

ドイツ銀行事情

以前、ここで書きましたが、クレジットカードで(日本の)支払いができません。
日本の会社は、
「カードを発行している銀行にお問い合わせください。」
と、親切ながらも調査する努力を一切放棄。

ドイツの銀行は、
「ご利用されているお店にお尋ねください。」
と、親切ながらも責任回避。

結局、孤立無縁で、
「どうすりゃ~ええねん。」
という、ドイツでよくある状況。

ドイツに16年も住んでいると、そんな状況には慣れっこ。
こういう際、怒って思慮のない言動に走らずに、根気よく問い合わせを続ける事が大事です。

何故なら、どんな会社にも、
「仕事ができない。」
あるいは、
「面倒な事はしない。」
という人がほんとんどで、
「仕事ができる。」
あるいは、
「面倒でも調査してみる。」
という人は稀だからです。

根気よく問い合わせを続けると、遅かれ、早かれ、仕事ができる人に出会えます。
問題は、「どちらが先に諦めるか」です。

なので、銀行にはここ2ヶ月問い合わせをしてきましたが、
「調査して、その結果を連絡する。」
と言いながら、一度も連絡をしてきません。

そんな事で諦めるくらいなら、ドイツに16年も住めません。
もっとも電話は20回くらい行い、10分くらい話す(待つ)ので、電話代も馬鹿になりません。
なので先日、銀行の支店まで「直談判」に行ってきました。

受付の女性は、外見、あまり親切な感じを受けなかったのですが、話してみると意外に、親切。
感心したのは、これまでのドイツ人のように、責任を頭から客に押し付けないで、まずは自分で調査してみようと、すぐに担当の部署にその場で電話をしてくれます。

「あたりまえじゃん」
と言われるかもしれませんが、
「ここに電話してください。」
と電話番号を書いた紙切れを渡して、客を銀行から追い出すのがドイツ流。

ただ電話先の担当部署には、典型的なドイツ人が居り、
「カードが有効になる前に使用したのが原因だ。」
と言い張るため、彼女も「証拠」がないため、それ以上、追求できませんでした。

それでもその対応には感心。
自宅に帰ると、早速、カードでホームページの料金を払おうとすると、
「このカードは使えません。」
と、ここ2ヶ月見慣れたエラー。

すぐに銀行支店に電話すると、運良く先ほどの彼女に繋がり、
「やっぱり、使えんでよ~。」
と言うと、
「じゃ、すぐに原因を調べてコールバックします。」
との事。

何度、これまで無駄に、コールバックを待った事か。
今回は5分ほどで本当に(初めて)コールバックがあり、
「カード裏面のCVVコードを間違って記入していませんか。」
との事。

「支払い画面では、カード番号と有効期限を入れるだけです。」
と言うと、
「また調べて、コールバックします。」
との事。

何度、これまで無駄に、コールバックを待った事か。
今回は5分ほどで本当に(2回目)コールバックがあり、
「CVVコードが必要のない支払いでは、決済の際にシステムが勝手にCVVコードを入れる為、コードが一致せず、エラーが発生する原因となっています。」

と、トラブル発生から2ヶ月目にして、初めて原因がわかりました。
たったの10分、2回の電話でわかる事が、仕事ができない担当者ばかりに当たった為、2ヶ月もかかっても、全然理由がわかりませんでした。

ちなみに、このトラブルが起きているのはTargobankです。
経営破綻し(かけ)たCiti Bankがドイツの支店網をフランス人に売却。
その後、フランス人がシステムを受け継いでから、このトラブルが発生しています。

というのも、カード支払いは一旦、フランスに送られて、そこで可か否か決定されます。
フランス人が英語が苦手な為(冗談です)、CIV番号を入れない決済では、勝手にCVV番号を創造してしまうんです。

上述の仕事ができるドイツ人の話では、
「フランス国内でも同様のトラブルが発生しており、解決に向けて努力中。」
との事。
(本当に努力しているか、大いに疑問。)

つまり銀行側は、システムをCiti Bankから受け継いだ3月以降、問題がある事を承知。
遅くても4月以降、トラブルの通報が相次いでいた筈。

なのに、銀行の客には、
「ご利用されているお店にお尋ねください。」
と、やるんですから、流石、フランス人。

「タルゴ銀行、ひど~い。」
と思うかもしれませんが、他の銀行も同じです。

以前、会社の口座を持っていたドイツ銀行はもっと「凄かった。」です。
お客さんが、お申し込みをキャンセルされたので、返金のため、銀行まで出かけていきました。

お客さんがゆうちょに口座を持っていた為、BIC等が存在せず(お客さんの話)、ドイツの銀行からの送金に問題がありそう。
「送金できなかったら、お金はかかりません。」
と受付の感じのいいお姉さんが言うので、送金手続きを済ませました。

数日後、送金した筈のお金が口座に戻ってきており、
「あ、やっぱり送金できなかったんだ。」
と、わかったのはいいんですが、送金手数料として30ユーロばかり引かれています。

送金できなかったのに、送金手数料を取るのは理解できません。
銀行まで出かけていくと、感じのいいお姉さんが、
「それは申し分けありません。手数料は返却します。」
と、ドイツ人にしては気味が悪いくらい「物分り」がいいんです。

ところがその後、支店長から電話があり、
「手数料は返金できない。」
と、おっしゃいます。

銀行まで(また)出かけて言い分を聞くと、
「お金は受信人の口座に振り込まれなかったが、お金は一度送金されて、これが戻ってきたので、送金手数料が発生する。」
と、おっしゃいます。

銀行の顧客、それも高い口座維持料を払っているビジネス客に対して、この物分りの悪さには納得できません。
「そんな無茶な事を言うなら、口座を他の銀行に移しますよ。」
といえば、
「どうぞ。」
と、おしゃいます。

これには流石に頭にきました。
PC修理屋を経営して、タイ人の奥さんをもらった知人のドイツ人に
「銀行と揉めているんだよ。」
と話をすると、
「俺もちょくちょく揉めている。」
との事。

外国人だろうが現地人だろうが、見境なく自分の要求を突き通すのが、ドイツの銀行。
「そういう時は、フランクフルトの本店に苦情を入れるといいよ。」
と、入れ知恵してくれました。

そこで早速、フランクフルトのドイツ銀行本店に手紙を書くと、(ものすごい量の手紙が届くのに)1週間ほどで返事が届き、
「申し訳ありませんでした。手数料は返金します。」
とありました~。

「流石、ドイツ銀行」
と、思ったのもつかの間、
本店からお叱りをもらった支店長から電話があり、
「俺は負けを認めないからな。」
と、苦情電話。

客にそんな事、わざわざ電話しますか?
それも支店長が。
腹がたったので、手数料が戻ってくると口座を閉めて、今のTargobankに変えたわけです。

そのTargobankが、この様ですから、もう何処に口座を変えても、同じです。
ホームページでも書いておきましたが、Sparkasseでも、もっと大きな問題がありましたから。

ドイツに留学されて、銀行口座を開設される方も多いますが、口座維持費用が一番安いのはポストバンクです。
もっとも、ドイツ銀行に買収されて、親銀行はドイツ銀行ですが。
ポストバンクの欠点は、生活保護を受けている人が(手数料が安いので)ここに口座を持っており、いつでも長蛇の列。
時間がある方には平気かもしれませんが、毎回、15分も待つ忍耐力がないので、私はパス。
おまけに、列に並んでいるドイツ人、匂います。
窒息しそう、、。
又、我々、外国人には通貨の両替ができないのも大きなマイナスです。

そこで2番目に安いタルゴ銀行に口座を持っています。
1000ユーロ程度、口座に残金があれば、口座維持費は無料。
送金も無料。
クレジットカードは年会費20ユーロ程度かかりますが、それでもまだ安い。
ちゃんとカードが使えれば、、。

一発屋

ドイツにお住まいの方なら、
「もう耳にタコができた!」
というくらい毎日、ラジオから流れてくるのが、2010年の夏の大ヒット、We no speak Americano.

ビデヲはつまらないので、歌に集中してください。
てっきりイタリア人が歌っているかと思いきや、オーストラリア産。

面白いのは、原産国を除き、ドイツ語圏、ドイツ、オーストリア、スイスではNr.1のヒット。
他の国でもヒットしていますが、Nr.1になるまでの人気はないようです。

どこかにドイツ人の気質に訴えるテンポがあります。
きっと、日本でもそこまでヒットしていないと思います。



こういう無名のバンド、歌手が出すヒット曲は、その成果が大きいほど、続きません。
こうして一発屋、英語で言う One hit Wonderとしてその名前を残して消えていきます。
何年か経って、何かの機会で当時のヒット曲を聴くと、当時の記憶が鮮明によみがえってくるので不思議です。

そういえば、2008年の夏にもこれまた耳にタコがでえきるヒットがありました。
Dragostea din tei です。
覚えていますか。

何を歌っているのか、一言も理解できないのにヒットした珍しい例です。
ちなみにハンガリーのバンドで、ジプシーのローマ語で歌っているんですね~。
たくさんコピーされたので、当時、どれがオリジナルかわらない方もおられたでしょうが、オリジナルは貴重なハンガリー産。
見事な一発屋でした。

そういえば、2006年の夏にもこれまた耳にタコができるヒットがありました。
Asereje です。
覚えていますか。

これは日本でも流行ったんじゃないでしょうか。
日本人って、こういう曲が好きなんじゃないかな~。

この後に、クリスマスバージョンなんか出したんですが、見事なフロップ。
結局、一発屋として終わってしました。

少し時間を遡りますが、1999年にEmiliaのBig Big World も大ヒット。

これを聴くと、寒かった事が思い出されます。
多分、ヒットしたのは冬だった筈です。
ちなみに、歌手はエチオピア出身のスウエーデン人。

これは耳にタコができる類のヒットではなかったので、続編を期待しましたが、やぱり一発屋で終わってしまいました。
日本では受けなかったのでは?

同じ1999年にヒットしたmambo nr 5は、ドイツ版、夢想花
英語で歌っているので、
「どこの国のヒット?」
と思われたかもしれませんが、ドイツ人です。

40年代にオリジナルがあり、そのカバーです。
この曲のように、ドイツ人で世界的にヒットするのは、英語で歌った場合がほとんど。
この為、ドイツ人歌手は世界ヒットを信じて、英語でのみ歌う歌手が少なくありません。

ドイツ語でヒットしたクラシックはDa da da.(1982年)
もっとも、ドイツ語だとわかった人は少ないと思いますが。

当時、耳にタコができました~。
言うまでもなく、ヒットが続かず、見事な一発屋の殿堂に入りました。

日本とドイツでヒットを出した貴重な一発屋の例は、Peter Schilling。
私は当時、小学生だったのでよく知りませんが、Major Tom は日本とドイツで大ヒットしたらしいです。
本当かどうか、ご両親にお尋ねください。

1997年にドイツとオーストリアでチャートのトップに3週間に君臨した Bell, Book & Candle のRescue me は個人的に大好きです。
ドイツのバンドですが、その後、ヒットに恵まれず、哀しきかな、一発屋の殿堂に入ってしまいました。
日本では全く知られていない気がします。

一番思い出が詰まっている一発屋は、Fools Garden。
lemon treeは、当時(1995年)、の大ヒット。
英語で歌っていますが、ドイツ人です。

当時、ドイツに来て1年足らず。
この曲が、One Hit Wonder特集で流れると、当時の(貧乏)生活が思い起こされます。

プールに行ってリラックスしていると、この曲がどこからともなく流れてきました。
風が吹くとポプラの木がざわめいて、夏の終わりを告げていました。
楽しかった夏の思い出に、悲哀が混じっています。
懐かし~~。

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