いざ、ナコン ラチャシマ(コラート)

へぎそばと木久蔵ラーメンのめんひとすじ

壊れてしまったものは仕方ない。
泣いても、悔いても直るものではないので、ここは「初志貫徹」。
いざ夕飯。
目標は、昨日下見をしておいた、タラート(市場)。

もっとも昨日は、滅茶苦茶歩いていたので、何処だったかな、、。
昨日歩いた道筋を再度歩くのはしんどい。
そこで、眼鏡屋(タイでは薬局に続き、英語が通じる可能性が高い。)のお姉さんに、
「タラートは何処?」
と、聞けば、
「ご飯食べに行くの?」
と、渡りに船。

「チャイ(はい)。」
と、答えると、
「テイニー(そこ)。」
と、問題解決。

そこにありました~。

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念のため、市場を一回りして、他の店でないことを確かめてラットナー注文。
出来上がった一皿は、見た目も他の店のラットナーとは異なります。

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ウドンやコンケーンで食べたラットナーは汁(スープ)が多過ぎて、完全に水没。
かけ麺ではなく、ラーメン状態でした。
当然、麺もふやけて、ラットナーのパリパリ感が台なし。

ここでは麺の表面はしっとりとしていながら、内部はパリパリのアルデンテ。
お見事。

汁の味加減、お肉の焼き加減も見事ながら、その量の多さに感激。
流石、ブリラム。
これまでタイで食べたラットナーで最高の味(と量)です。
これで30バーツ。
流石、ブリラム。

あまりに旨いので、お代わり!
と、思ったら、隣の客が何かおしそうな物を注文していました。

「同じ物をちゃぶだい。」
と、注文。

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パットセイユーです。
う~ん、美味。
これまた大盛りで30バーツ。
流石、ブリラム。

あまりに旨いので、お代わり!
と、思ったのですが、
「おいしいものは腹いっぱい食うべきでない。」
との教訓から自粛。

明日、ノートパソコンが直ったら、出直す決心で就寝。

休暇中なのに8時30分に起床。
はかない思いを込めて、ノートパソコンの電源を入れてみるも、今度は白いスクリーンさえも立ち上がらず、お釈迦状態。

「こりゃ~あかんわ。」
と、思いつつ、ノートパソコンをリュックサックに入れて、いざ出陣。

ホテルのオーナーが薦めてくれたIT専門店は、実はただの小さな部品屋。
それでも、
「修理できる?」
と、ノートを見せて聞けば、
「ウインドウズ(ソフト)の調整だけ。」
との事。

「く~」
あっさり夢、潰える。

向かいの電気屋に駆け込むと、
「修理はやっていないし、Samsungは取り扱っていない。」
との事。
ただし、
「向こうにSamsungの店があるから、行ってみれば?」
との事。

その「向こう」に向かって徒歩15分。
汗だくになって到着した店では、
「修理はSamsungに送るので、1ヶ月待て。」
との事。

一ヶ月もブリラムで過ごすのはしんどいので、新しいノートを購入する事に決定。
しかし、田舎のせいか、安いモデルばかり。
タイ語のキーボートは言うに及ばず、これじゃ写真の編集もできない。

「丈夫なLenovoのThinkpadが欲しいな~。」
と思っていると、なんとブリラムにLenovoの小売店を発見!

いざ、いざ、入店。
が、宝石のようにガラス張りのケースに展示されているのは、たったの2台のみ。
それも安いアイデアパット。

「Thinkpadが欲しい。」
と言うと、
「カタログ注文。」
と言い、カタログを手渡されます。

「注文して届くまで、どのくらい?」
と聞くと、
「(タイの)1週間くらい。」
との事。
つまり標準時間の2週間。

2週間も待っていられないので、プランB実行。
滝のように汗を流してホテルに戻り、オーナーに、
「これからナコンラチャシマ行くで、チェックアウト!」
というと、
「それは残念だ。是非、またブリラムに来てくれ。」
と、流石、商売の上手い華僑。

デーンさんともお別れして、ホテルの前のサムローに乗って、バス停まで。
バス停に着くと、
「パイナイ?」
と聞かれるので、
「ナコンラチャシマまで」
と言えば、今度はちゃんと通じて、
「お~い、この日本人はコラートまで行くんだよ!」
と、叫んでくれます。

切符売り場のおばさんが、
「こっちこっち」
をしていたので、確か200バーツくらいでチケット購入。
パソコンが壊れて記述がないので、正確な額は忘れました~。

タイのバスに乗って不可思議なのは、カラオケのテレビ番組を大音響で放映すること。
一体、誰がカラオケ番組なんか見るんでしょう。
おまけに大音響、迷惑この上なし。

ところが、乗ったバスのテレビの調子が悪く、テレビが映りません。
「ラッキー。」
と思っていると、助手の兄ちゃんが30分もかけて修理。

こういう、どうでもいいことにタイ人は集中するんです。
おまけに放映されたのは、カラオケではなく、タイ映画。
多分、Bangkok Dangerous。

米国でこの題目を使って、同名の映画が作られましたが、オリジナルはタイ。
つまり意味もなく、人が殺されるシーンを集めた映画です。

40人くらい殺された頃、ナコンラチャシマに着きました。
なんとほぼ4時間もかかりました。

ところでナコンラチャシマって言っても、
「何よ、それ。」
とか、
「何処よ、それ。」
って言われる方がほとんどだと思うので、少し説明を。

英語表記ではNakhon Ratchasima。
ブリラムの西に隣接する県です。

もっともタイ人はコラート(Korat)と呼びます。
クメール時代、Angkor Raj.(アンコーラチャ)と呼ばれていたのが、なまってコラートになったそうです。
ホテルのカンボジア人に聞いたので、間違いない筈。

タイに住む日本人に
「何があるの。」
と、聞くと、
「イサーンの大都会。」
くらいの回答しか帰ってきません。

つまり何もありません。
人口は15万人あり、ウドン、コンケーン、ブリラムよりちょっと大きいだけ。
タイシルクの生産地としても有名。

県全体では250万人を超える人口があり、タイでバンコクに次ぐ大都市。
かなり郊外に地方空港がありますが、ハッピーな名前のHappy Airという航空会社が就航しているだけ。

さて、毎回同じながら最初の問題はホテル探し。
幸い、事前にインターネットでコラートのホテルを検索。

以前、ここでも書きましたが、ホテルの批評はドイツ人のものが役に立ちます。
倹約家で実際的なので、日本人よりも客観的、シビアに評価する傾向があるからです。
そのドイツ人が、
「Wifi有り。DW(Deutsche Welle)も見れて、まあ、我慢できた。」
とあったので、そのホテルに泊まってみることに。

しかし、問題がひとつ。
ホテルの名前をノートパソコンの旅程表に明記していた為、名前を覚えていな~い!!

確か、プラヤーなんたらかんたらという名前。
地上階に日本食レストランがあることだけ、覚えています。

バスを降りると、暴利をむさぼるトゥクトゥクの運ちゃんが一斉に、
「何処に行くんだ?」
と、聞いてきます。

ここで妙案が浮かび、
「え~と、何て名前だっけかな。プラヤーなんたらかんたら。知ってる?」
と聞くと、一斉に
「チャオプラヤーイン!」

「そうそう、そういう名前だっけな。幾ら?」
と聞けば、一斉に
「60バーツ!」
と、ぼってくるので、
「高いから、タクシーで行くわ。」
と、お断り。

バスを降りる際に見つけておいたタクシー乗り場に向かい、
「パイ チャオプラヤーイン!」
で、クーラーが効いた車内で快適にホテルまで。
おまけにメータでたったの35バーツです。

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チャオプラヤーイン、外見、立派ですが、部屋はボロボロ。
今は亡き、しかし有名だったバンコクのサイアム ホテルをさらに10年くらい古くした感じ。
部屋には何か腐った匂いが充満しています。
よく見ると、浴場のドアが湿気で腐っていました~。

一泊、500バーツ(勿論、食事なし。)なので、ここは我慢。
どうせ1~2泊だし。

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部屋は最低限、清潔です。
トイレもちゃんと流れるし~。

普通の観光客なら、
「シャワー浴びて一休み~。」
なんて気楽なものですが、壊れたノートパソコンを抱えての旅行では、そんな悠長なことはしておられません。

「コラートの何処でいいパソコンが買えるの?」
とレセプションで聞くと、丁寧に地図を書いてくれました~。
この地図を手に、背中に壊れたラップトップを背負い、いざ、コラート出陣。

果たしてThninkpadは見つかるだろうか?
乞うご期待。

いざ、パノムルン(Phanom Rung)


ブリラム市内の移動はもっぱらサムロー。
ホテルの前に待機しているおじさんに、

「バス停までなんぼ?」
と聞くと、
「30バーツ。」
と安いので、バス停までギーコ、ギーコと自転車で漕いでもらいました。

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体重が重いので、ちょっと可愛そう。

バス停に着くと、
「パイナイ(何処へ行く?)」
と聞かれ、
「パノムルンに行きたい。」
といえば、
「パノムルンの事か?」
と聞かれました。

タイ語の発音はよくわかんです。

「チャイ(はい)。」
と返事すれば、
「お~い、この日本人がパノムルンに行くんだよ!」
と大声で叫んでくれます。

運転手が手を振って、
「おいで、おいで」
してくれますので、最初の問題は難なく、解決。
運賃67バーツなり~。

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2時間ほどすると、田舎の道路脇に停車。
地元住民が大量にバスに乗り込んできます。
「ここは何処?」
と窓から外を見ると、
「パノムルン遺跡」
と、標識があります。

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チケット売りのおばさんに、
「ここで降りるの?」
と聞くと、
「そうそう、あんたはパノムルン行きだったわね。ここで降りなさい。」
みたいな事をタイ語で言っていた気がしたので、下車~。

タイの有名遺跡って、何処に行っても同じなんですが、バス停から肝心の遺跡まで、交通機関が一切なし。
ここは個人企業の独断場。
ちょっと都会ならぼってくるトゥクトゥクですが、パノムルンではバイクタクシー。
でも、ぼってくることには変わりありません。

なんと、遺跡まで500バーツ。(往復)
トゥクトゥクでもなく、ただの原付で。
過去最高。

他に選択肢がないので、しぶしぶ承諾。
「遺跡まで(自称)16kmあるんだぞ!」
というのが、その高い値段の理由らしいですが、実際には10km程度だと思います。

遺跡は死火山の上に建設されているので、山道をかなり登っています。
遺跡の入場口で下ろされて、
「何時間見る?」
と聞かれますが、そんなもんわからんです。

適当に、
「1時間半。」
と答えて、遺跡に突入。
入場料は150バーツ。(隣のムアンタン遺跡の入場料込み)

タイの有名遺跡に共通するんですが、ここでも外国人観光客の姿は稀。
逆に野性味あふれるクメール人の顔をした修学旅行の小学生で一杯。

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ブリラム市内からツアーもないし、外国人に、
「おいでやす。」
と言っても、余程の暇人でなきゃ、こんな辺境まで来ませんね。

いざ、パノムルン。
立派な階段が、次第に石ころに変わった頃、見えてきました。

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おおお、思っていたより立派。
立派な回廊を歩いていくと、

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アンコールワットと同じように、コブラがお出迎え。

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入り口の両脇に「ため池」があるのも、オリジナルと同じ。

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アンコールワット、トムの遺跡群は日本やフランスの遺跡再現チームが緻密な再建作業をしているので見事な復旧ぶり。
パノムルンは、細部を比較するとオリジナルに劣りますが、そこそこ立派な作業をしています。

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夢中になってに写真を撮っていると、すでに1時間半。
急いで入り口まで戻り、8KM離れた場所にあるムアンタム遺跡にも行ってきました。
折角、ここまで来たんだし。

パノムルンでは数えるほど少数の外国人、観光客に会いましたが、ここでは皆無。
この遺跡の前には、アンコール遺跡でおなじみの、巨大な溜池。

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このため池が、カンボジア経済の秘密兵器。
年中、水を確保することにより、二期作、あるいは三期作が可能になり、大量の米を生産、カンボジアが裕福な農業国に成長しました。

ムアンタム遺跡は、パノムルンとはちょっと違う作りです。
遺跡内部、四方に小さな溜池があるのは同じですが、

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神殿の中央部に大きな塔を建てる代わりに、4つの塔を築いています。

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アンコールトムの遺跡群でも同じ構造の遺跡を見ました。
名前はわからんですが、アンコール遺跡群を見た方は、きっとご存知だと思います。

しっかし、暑過ぎ。
汗を拭くために持参していたタオルからは、汗が絞れるくらいにぐっしょり。
炎天下を4時間歩いて、写真も200枚以上撮ったので、何枚か、使える写真がある筈。
多分、二度と来ないので、後ろ髪を引かれる思いで帰路につきました。

バイクタクシーに乗って、出発地点まで戻り、お清算。
500バーツ払いました~。

4時間以上拘束していたので、500バーツは妥当な値段かもしれません。
ちゃんと(道端の)バス停まで送ってくれたし、ブリラム行きのバスが来るまで待っていて、
「あれに乗るんだよ。」
と、教えてくれので、ちょっとチップまで払っちゃいました。

なぜか、帰路のバス代は50バーツ。
タイのバス料金はようわからんです。

ホテルに戻り、早速、ノートパソコンで写真をチェック!
していたんですが、10枚くらい修正した時点で、画面が信号のように点滅を始めました。

「おお、こりゃ~やばい!」
てんで、すぐにノートパソコンを緊急、シャットアウト。

どきどきしながら、再スタートすると、モニターが真っ白!!
頭の中も真っ白。
逝った~!

タイの奥地でノートパソコンが逝った~。
これじゃ請求書を出すどころか、メールも読めない。
ホームページの更新なんか、夢の夢。

ブリラムのインターネットカフェには日本語なんて入っていません。
おまけに確かバス停の横の一軒だけ。

選択肢は2つ。
1.バンコクに戻り、修理を試み、無理ならノートパソコンを購入。
2.バンコクまでの移動には丸1日かかるので、隣町、イサーンの大都会、コラートで修理を試み、無理ならノートパソコンを購入。

タイ ホテルのオーナーに相談すると、
「ブリラムで直せる!」
って言うんで、明日は早起きして市内の電気屋巡りに決定。

又、前出のデーンさんの話では、
「コラートもバンコクも同じ。(コラートで)何でも手に入る。」
って言うので、ブリラムで修理ができないなら、コラートに出て、ここで修理に出すことに。

明日はどっちだ!?

ブリラム(Buri Rum)

初めての町で苦労するのが、ホテルと飯屋探し。
と書くと、
「飯屋なんか、どこにでもあるじゃん。」
と突っ込まれるので、正確を期すと、
まともな宿と、旨い飯屋探しです。

ホテル探しに苦労する様は、先の記事で書きましたが、飯屋探しも苦労します。
タイ人に、
「どこで旨いイエンターフォーが食べれる?」
って聞いても、
「マイサープ(知らない)。」
か、よくても
「その先に店があるじゃん。」
という程度の回答しか返ってきません。

どうせ食べるなら、
「おいしいものが食べたい!」
と思うのは、日本人だけの特徴のようです。

そうかと思えば、おいしい店の前には行列ができているから不思議。
つまり(ドイツ人のように)味がわからないわけではなく、
「たかが飯の為に、遠回りはしない。」
という感覚のようです。

ブリラムのタイホテルのオーナーに、
「どこで旨いイエンターフォーが食べれる?」
って聞くと、
「ホテルの横で。」
といういかにもタイらしい回答。

半信半疑ながら、行ってみました。
実際に、ホテルから20m程の場所にイエンターフォー屋がありました。

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理由はよくわかりませんが、見ただけで、
「ここはおいしそうだ。」
と、嗅覚が稼動。

コンケーンのホテルの(まずい)朝飯だけで腹が減っていましたが、日が傾きかけているので、楽しみは先に伸ばして、まだ明るいうちに町を探索することに決定。
まず駅に行ってみました。

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ど田舎なのに、立派な掲示板付の小奇麗な駅。
最近、完成したばかりのようです。
掲示板を見ると、

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ちゃんと英語表記もあり。
バンコクからの電車がブリラムを通り、ウボンまで行くようです。
バスが苦手は方は、バンコクから(まで)電車での移動も可能です。
タイ ホテルはこの駅から時計台を見ながらまっすぐ100m程下った場所にあります。

町を歩いて目に付くのが、中国語表記の商店の多いこと。
中心部には、中国人(華僑)学校もありました。

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なぜ、ブリラムにこんなに中国人が多いのか、知っている方はご教授ください、
片っ端からソイ(小道)に入って探索していると、屋台が集まっている市場も発見。
よく考えればこの日は朝飯だけ。
かなり空腹感に悩まされましたが、まだ開店の準備中の屋台が多いので、イエンターフォー屋まで戻りました。

なんと座るところもない大盛況振り。
2時間前は「水槽」に一杯詰まっていた、魚の肝が空になっていました。
う~ん、こんな人気店とは知らなかった。

一人旅の利点は、何処でも何時でも座る場所が見つかること。
合席で座る場所を確保すると、イエンターフォーセンレックを注文。

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美味。
パタヤのイエンターフォー屋と甲乙つけがたいいい味。
値段も35バーツと少しパタヤの屋台よりもお得。

このイエンターフォー屋の隣に、ホイトート屋があり、見た目はおいしそう。
客が全然居ないのが少し気になりましたが、さっきの市場まで戻る元気はないので、注文。

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見た目いいんですが、味は残念賞。
やっぱり客は正直だ。
(確か)35バーツなり~。

明日は遺跡訪問日。
お腹を下してのバスの旅はしんどいので、今日は腹八分で終わり。
ホテルに戻り、
「パノムルンまでどのくらい?」
と聞くと、
「たっぷり80km。2時間かかる。」
との事。

う~ん、インターネットでは市内から60kmって読んだぞ。
やっぱりネットの情報は信用でき~ん。

このホテル、インターネットはありますが、レセプション近くの部屋か、レセプションでしか使用できません。
この為、レセプションまで行き、お仕事。
中華系ホテルの特徴で、ドアは開けっぱなし。

イカ釣り漁船のように、ブリラム中の虫がホテルに吸い込まれてきます。
体中、蚊に刺されながら、メールの返事。
あ~しんどい。

明日は、今回の休暇のメインイベントなので、なんと22時就寝。
だって何もないもの。
テレビ番組で理解できる番組はBBCだけだし。

そうそう、念のためホテルのオーナーにブリラムのナイトライフについて聞くと、カラオケ(一軒)とデイスコ(一軒)との事。
どっちも興味なし~。


不幸は続く



ウドンのバス停からバスに乗り、2時間弱でコンケーンの町に到着しました。
67バーツなり~。
タイでの都市間の移動では、バスは安くて重宝します。

逆にいつもぼられて腹が立つのが、バス停からホテルへの移動。
たった1km、3分の移動に、60バーツもぼられました。
だからバス停やホテルの前にたむろしているタクシーは大っ嫌い。

ところでコンケーンって言っても、
「何よ、それ。」
とか、
「何処よ、それ。」
って言われる方がほとんどだと思うので、少し説明を。

英語表記ではKhon Kaen、タイ人はコンキェーンって発音しています。
ウドンの南に隣接する県で、
「何があるの。」
と、タイに住む日本人に聞くと、
「大学がある。」
くらいの回答しか帰ってきません。

つまり何もありません。
人口は14万人で、ウドンとほぼ同じ。
小さな地方空港がありますが、飛んでいるのはタイ航空のみ。

別に何か目的があって来たわけでもなく、ブリラムに向かうバスの直行便がないので、ここで途中下車しただけの事。
さて、以前、コンケーンに来た際、チャロンタニ プリンセスに泊まりました。
典型的な田舎のホテル。

20年前くらいにオープンしてから、改装しないでそのまま営業。
調度品が時代を感じさせます。

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水道からの水をコップに入れると、茶色に濁っており、歯磨きに勇気が要ります。
でもインターネットは、有料ながらしっかり使えました。
朝食は冷めており、味は今ひとつ。
メニューだけは豊富でした。

ここに泊まってもいんですが、やっぱり新しいところを開拓しないと、話ができない。
なので、今回はコンケーンの新ホテル、グラシア ホテルに泊まってみることにしました。
ホテルのWebサイトで、
「Wifi無料!」
とあったのが、その理由です。

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夜になると、まるでバンコクにあるお風呂屋さんのように輝きだしますが、ごく普通のホテルです。
間違えませんように。
一番安い部屋を見せてもらいましたが、綺麗。

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絨毯に焼き跡もなく、壊れた備品も目に付かず、合格点。
日本人の好きな大きな浴槽もあり、おまけにガラス張りなので、シースルー。
意味があるかどうかは別にして。

インターネットの使用料、朝食込みで1499バーツ。
前金で払って部屋に入り、早速、溜まった仕事の処理。
と、思ったら、インターネットに繋がりません。

レセプションに降りていき、
「特別な設定でも必要なんですか。」
と、聞くと、
「昨日から、サーバーがダウンして繋がったり、切れたりしています。」
っておっしゃいます。

知っているなら、チェックインする前に言って欲しかった~。
「夜には(多分)直るから。」
と、悩まされ、とりあえず外出。

中心部にあったソフィテルがプルマンホテルに名前が変わっていた点を除けば、2年前と同じ。
相変わらず、高層廃墟ビルが市内の中心部に存在して、ある意味、ランドマークになっています。

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雨が降り出しそうなので、急いでホテルに退却。
その後、雨が降り出し、一向に止みません。
腹が減ったので、傘を借りて露天が集中しているマーケットへ。

実はここにホイトートの名店があります。
ところが雨のためか、閉店中。
仕方なく買った焼き鳥は、昨日の売れ残りか、石のように硬い。

口直しにイェンターフォーを食べると、これは美味。
おまけに30バーツで得をした気分。
調子に乗って隣の屋台でラートナーを注文すると、残念賞獲得。

ホテルに戻って、
「いざ仕事。」
と思えば、まだインターネットが使えません。
参った~。

これ以上ここに長居しても仕事が溜まるだけ。
翌朝、早く起きてブリラムへ移動。
上述のバス停から、たっぷり4時間かけてやってきましたタイの辺境。

ところでブリラムって言っても、
「何よ、それ。」
とか、
「何処よ、それ。」
って言われる方がほとんどだと思うので、少し説明を。

英語表記ではBuri Ram。
コンケーンの南に隣接する県で、南の県境はカンボジア国境。

「何があるの。」
と、タイに住む日本人に聞くと、
「米作で有名。」
くらいの回答しか帰ってきません。

つまり何もありません。
何故か人口は14万人もあり、ウドン、コンケーンとほぼ同じ。

インターネットでブリラムと検索すると、
「彼女に会いに行った。」
などと、日本人の恥ずかしいブログがたくさん出てきますが、私はそこまで青くない。

「じゃ、何もない辺境に何しに行ったの?」
と聞かれる前に説明しておくと、この町の郊外に有名なクメール遺跡があります。
この遺跡に写真を撮りに行くのが目的です。

しかし、まずはホテル探し。
ぼられるのを覚悟で、バス停のバイクタクシーに、
「この町で一番上等のホテルは何処だ。」
と聞くと、周囲のろくでなし仲間と協議して、
「○○ホテル。」
と、言います。

「幾らだ。」
と聞けば、
「500バーツくらい。」
って言います。

「まさか一泊500バーツのホテルが、この町の最高ホテルじゃないだろ。」
と言えば、また周囲のろくでなし仲間と協議して、
「○○ホテル。」
と言います。

「幾らだ。」
と聞けば、
「300バーツくらい。」
って言います。

「さっきより、安くなっとるじゃないか!」
と言っても、英語がまったく通じないので、お手上げ。

とりあえず、最初に言われた最高級ホテルに向かうと、実はバス停の裏。
く~またぼられた。

しかし、ブルラム最高級のホテル、見るからにしょぼい。
普通の壊れかけた民家みたい。
部屋を見せてもらうと、ボロボロの内装は我慢できても、腐敗臭が充満していて息が詰まります。

流石に、ここには泊まれません。
「シテイセンターのホテルに連れて行け。」
と、また金を払い、連れていかれたのが華僑が経営するタイホテル。

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ホテルの名前が、タイ ホテルなんです。
中国語でもなんたら大酒店とありました。

英語が通じないので、苦労していたら、お掃除のおばさんが呼ばれました。
「なんで?」
と思ったら、彼女、ドイツ語と英語が達者。
特にドイツ語はすばらしい。
タイ人独特のアクセントがほとんどない。

「何処でドイツ語習ったの?」
と、つい聞くと、
「ドイツ人と結婚して、ドイツに住んでいた。」
との事。

英語もうまいので、彼女、語学の才能に恵まれているようです。
でも、ブリラムでは掃除の仕事しかないんですね~。
ドイツに留学される皆さん、語学は仕事を遂行する手段で、目的ではありません。

ドイツ語だけでは、それこそお掃除の仕事しか見つかりません。
なのでドイツで就職をお考えの方、日本で技術を身に付けるのを、お忘れなく。

話が逸れてしまいました。
彼女(デーンさん)にホテルの部屋を見せてもらうと、VIPルームなるものがあり、一泊600バーツ。
地上階なので見晴らしはありませんが、さっき見たホテルとは雲泥の差。

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「インターネットなんかないよね。」
と聞けば、
「ミー(あるよ。)」
との返事。
これにはこちらが驚いた~。

なのでブリラムのホテルはここに決定。
怪我の功名、案外、いい宿が見つかりました。

しかし、実はここが不幸の発信源に、、。

不幸の始まり



休暇中、体重が減りました。
こんな事は、メーサイでソムタムプーを食べて、一晩、便座の上で夜を明かして以来。
この思わぬ減量になった物語は、ウドンタニーにて始まります。

ところで、ウドンタニーと言っても、
「何よ、それ。」
とか、
「何処よ、それ」
と、言われる方が多いと思いますが、タイ東北部の田舎町です。
ラオス国境までバスで2時間程度なので、ビザの書き換えに来る人も多いです。

なんで、ウドンタニーまで毎回出かけるかと言えば、物価が安いから。
さらにベトナム戦争中、フル稼働していた米空軍基地があり、兵隊の娯楽施設が今でも、かなり寂れていますが、存在していて、一応、時間潰しには困りません。

ウドンまで、大きな町でもないのに、エアーアジアが毎日2便、就航しています。

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これに加え、タイ航空が(確か)毎日3便。
さらにタイ航空の子会社、ノックエアーも毎日3便就航。
つまり毎日、8便も飛んでいます。

こんな田舎町に毎日8便も飛ばして、座席が埋まるもの?
それが毎回、よく埋まっています。

以前、利用したタイ航空では、エコノミーは全席売り切れ。
泣く泣く、ビジネスクラスを利用しましたが、それも残り2席でした。
一体、誰が、何をしに、ウドンくんだりまで飛んでいるんでしょう??

私のウドンの定宿は、英国人が経営するIrish Clock。

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地上階がレストラン、2階、3階、4階が客室という欧州でよくあるタイプの宿です。
便利なロケーションにあり、レストランの食事(朝食)はOk、インターネット有り、部屋は広いくてたったの800バーツと、お得感大。

ところが、ファランの掲示板を読んでいると、
「入居者募集中の札が出ている。」
と、書かれています。

経済不況とユーロ安による観光客減で、経営難に陥ったのかもしれません。
代わりの宿探をしていて、Udon Starという、とっても恥ずかしい名前の安宿を発見。
早速メールを送って、部屋を予約。

「空港まで(無料で)迎えに行きます。」
てんで、送迎もお願い。

ウドンに着くと、
「多分、迎えに来ていないだろうな。」
と、半分諦めていましたが、ちゃんと迎えに来ています。
偉い!

「そんなの当たり前じゃん。」
という方、リュックサックを担いで、アジアを歩いてください。

褒めたのはいいが、ホテルに着くと、
「コンファームした部屋は、空いていません。」
と、おっしゃいます。

く~、やっぱりタイ。
「じゃ、どうするの?」
と聞けば、
「代わりにスイートに泊まってください。」
と、おっしゃいます。

「勿論、予約していた部屋の値段で、だよね?」
と、念を押すと、
「駄目。」
と、おっしゃいます。

「なんで君たちのミスなのに、余計な費用を払う必要があるの?」
と聞けば、
「それはオーナーに尋ねてください。」
と、責任回避。

く~、やっぱりタイ人。
ここで、
「じゃ、他の宿に行く。」
と言えたら良かったんですが、上述の通り、定宿は営業中止。

しばし熟考。
「ここで腹を立てても、得るものはなし。」
と、判断。
先方の条件を呑みました。

で、肝心の部屋ですが、なんと4階。
あ~しんどい。

肝心の部屋は、

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まるで日本のラブホテルのような作り。
流石フランス人。(オーナー)

幸い、見晴らしだけはいいです。

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ただ、カーテンが窓より微妙に短く、朝の直射日光がもろに差し込んできます。
又、雨漏りするのか、窓際にバケツが並んでいます。
ま、ウドンのスイートですからね。

で、朝食はかなりお粗末。
生に近い目玉焼きに、小さい冷め切ったトースト2枚、これに水分が無くなるまで焦がしたベーコンが2切れ。
ま、ウドンの☆☆ホテルですからね。

そんなことよりも、困ったのがインターネット。
電波が弱く、ホームページの更新ができません。

「なんとかしてよ。」
と、翌朝お願いすると、
「もうひとつルーターがあるので、それを付けます。」
と、おっしゃいます。

しかし4日経っても一向に、改善されません。
「ルーターはどうなりましたか。」
と聞くと、
「あ、そんな事を言っていたね。」
と、おっしゃいます。

その後、やっと、ルーターを持ってきたんですが、機能しませんでした。
この為、ウドンは早めに切り上げる事に決定。
だって毎回、4階から地上階に下りていくのは、そしてまた4階まで上るのは、しんどい。
地上階にはクーラーないので、仕事中、大汗。

又、それ以上にしんどいのは飯。
「おいしいものはバンコクにしかない。」
なんて、地方に行ったこともないで、宣言して平気な人が居ますが、地方の方がおいしいです。

ウドンのマーケット、センターポイントはいつ行っても満員御礼。
座るところもないくらい。
ところが今回行くと、マーケットはもぬけの殻。

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隣にできたUタウンに客を取られたとの事。
客が来ないので、多くの店も営業をやめており、地方の珍味が味わえません。
仕方なくUタウンに行ってみると、

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先回は巨大な工事現場でしたが、今やロータスのスーパーもあり、大きなショッピングセンターと化していました。
これじゃ、地方のマーケットは勝てないかな。
でも、味(レストラン)は画一化して、面白みがなくなりました。

ついでに言えば、バーも幾つか倒産しており、ユーロ、ドル安による影響が出ています。

少なからずウドンにはがっかりしたので、翌朝、チェックアウト。

公平を期す為にホテルの弁護をすると、インターネットが使えないのは、スイートだけのようです。
デラックスルームでは、問題ありませんでした。
ただ、デラックスルームからの見晴らしはなし。

問題がないわけではありませんが、スタッフの愛想はいいし、英語が通じるし、値段は850バーツ(デラックスルーム)なので、お勧めです。
ただ、わざとオーバーブッキングをして、客を半分無理やりスイートに押し込む傾向があるので、注意されたし。

後話になりますが、インターネットで
「潰れた。」
と、書かれていたIrish Clockですが、ちゃんと営業中でした。

前を通りかかると、レストランが開いています。
驚いて中に入りオーナーに、
「営業中止って読んだよ。」
と言うと、
「一体何処でそんなデマを、、。」
との事。

く~、やっぱりインターネットの情報は信用でき~ん!

こうしてインターネットの使えるホテルを探して、南下を開始したんですが、これが不運の始まり。
詳細は、続編にて。

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