百聞は一見にしかず。

「電車なんかで行かないで、タクシーで行けばいいのに。」
とおっしゃる方も少なくなし。

ごもっともです。
私だって、タクシーで行きたい。

今回の出張の目的は、
「客の身になって体験する。」
です。

タクシーなんぞ使っていたら、
「電車でどうやって行きますか。」
と聞かれて、
「タクシーで行ったので、分かりません。」
という回答しかできないっす。

ドイツに行ったこともないのにドイツの留学を手配している代理店ならそれでも可。

「ドイツの達人」
が、
「道に迷うのが怖い!」」
って電車に乗れないようでは、タイトル返上です。

道に迷えば、それが教訓になります。
人生なんて、苦労して、失敗して、生き方を覚えるもんです。
これを厭う輩に、達人の道はなし。

などと独り言を言ってると、バスがアレクサンダー広場に到着。

お客さんには、
「ここから地下鉄の2番、あるいは8番に乗車してください。」
って案内しています。

ところが、360度を見回しても地下鉄の駅がないっ!

どうも工事現場のお陰で、
「臨時停車」
になっているみたい。

幸い、S-Bahn駅のホームが見えたので、
「合理的なドイツ人の事。近くに乗り換えの地下鉄の駅があるに違いない。」
と推測。

そちらに歩いて行くと、発見。

DSC_0029-2.jpg

地下鉄の8番の駅はすぐ近く。
これに乗るべきか?

地図を見ると、地下鉄2番の
"Senefelderplatz"
の方が学校に近い。

そこで地下鉄2番探し。
これが歩くわ、歩くわ。
背中にバック背負って、方にカメラとPCを入れたバックを下げて、歩きました。

道理で学校が、
「地下鉄の8番に乗ってください。」
って言っているわけだ。

地下鉄の8番に戻るのもしんどいので、2番に乗車。
"Senefelderplatz"
にて下車。

DSC_0035-2.jpg

ここから学校まで徒歩5分程度の筈。
ところが実際にはたっぷり15分。
それとも20分?

あの地図、絶対、間違ってる!

あ~荷物が思い。
初日から足の裏に水泡ができそう。
まるで自衛隊の行軍。

「今も昔もやってることが変わんない。」
と愚痴りかけた頃、学校発見。

außen (2)-2.jpg

あっれ~?
学校の前に路面電車の

なんで、誰も言ってくれないの?
「百聞は一見にしかず。」
って本当だったんです。

ちゃんちゃん。

帰国まで1ヶ月と18日。

いざ、ベルリン!

「きっと、あちこち行ったんだろうね。」
とは昔の仕事の同僚。

帰国前の挨拶周りです。

「いや、そうでもないよ。パリに行ったのは一回きり。それもタイからの帰りのフライトで乗換えただけ。」
って言うと、
「一体、ドイツに19年も居て、何してたの?」
とシーラカンスでも見たような顔をする同僚。

「仕事に決まっているじゃん。」
って言うと、
「さみしくなかった?」
と幾分、同情気味。

「生きることに精一杯で、寂しいとか、そんなことを言っている余裕がなかった。」
と言えば、
「その割には、よくタイに行ってたね。」
と鋭い同僚。

「一人で旅行して楽しいのは、タイくらい。パリに一人で行って、一体何をしろと? 」
と言えば、
「そうかもね。」
と納得する同僚。

というわけで、結局、パリはおろかロンドンにも行きませんでした。

タイに駐在しても、皆さん、シエムリエップに行くわけじゃないでしょ。

とは言っても、帰国する前の
"to do"
リストが目白押し。

まずは保険、電気、インターネットなどの契約の解約。
解約期限が3ヶ月だったりするんです。

次は都市訪問。

一回日本に帰ると、
「ちょっとベルリン行ってくるか。」
ってわけにはいかないので、まずはベルリンから。

ルフトハンザは高いので、安いエアベルリンのチケット確保。
会社経費なのに、、。

ホテルは高いので、
「ねえ、学校の寮に泊めてよ。」
と語学学校にごり押し。

これが無事認可され、1週間でたったの250ユーロ。
朝食込み。

やった~。
会社経費なんだから、ホテルに泊まればいい物を、、。

長い間貧乏生活をしていたので、余裕ができても、
「贅沢は敵。」
っていう慣習が抜けない。

早く着けば、それだけ写真を撮る時間があるので、6時起き。
言うまでもなく、朝のフライトは料金が安いっ!

よろい戸を上げると、雨、、。
5月に入ってから、雨ばっか。

タイの休暇で重宝した(防水)帽子を頭に載せて、
「いざ、ベルリン!」

幸い、バス停まで徒歩5分。
空港でフライトを待つも、

DSC_0003-2.jpg

「早起きした意味がない。」
と思わせる雨模様。

テーゲル空港到着。

DSC_0007-2.jpg


「これが大ドイツ帝国の首都の空港ですか。」
と言いたくなるプレハブ製。

あるドイツ人がプノンペンの空港を、
"laecherlich klein"
(滑稽なくらい小さい)
って言っていました。

よくもそんな事が言えたもんだわ。

DSC_0008-2.jpg

悪く言えば、殺風景。
良く言えば、実用的。
つまり、ドイツ的。

ここで荷物を受け取ると、メインホールまで延々と歩きます。

バンコクの空港のような、
「地上エレベーター」
なし。
本当に歩きます。
やっぱりルフトハンザにしておけば良かった?

あ、見えてきた!

DSC_0012-2.jpg

近くで見ると、小さいな~。
岡山空港よりも小さい。
これじゃ、新空港が必要になるのも無理はない。

チケット売り場。

DSC_0017-2.jpg

日曜日も営業中で、嬉しい。

週割りチケットは、
"Umweltticket"
(環境チケット)
って言うんです。

よく意味はわかりませんが。
市内なら
"AB"
区間で十分(の筈)。

首都の1週間乗り放題チケットが28ユーロ。
高いぞ、ベルリン!

いつもお客さんに、
「Alexanderplatz行きのバスに乗ってください。」
と言っているのを、今度は自分で実行。

DSC_0027-2.jpg

告白すれば、この前ベルリンに来たのはまだ学生の頃。
よっく考えてみれば、なんと24~25年前!!

えっ、そんなに昔だっけ?
自分でも驚き~。

果たして、宿まで(公共交通機関で)無事、たどり着けるのか?
乞うご期待。

帰国まで1ヶ月と25日。

カウントダウン 開始!

何も予告せず、
「西 少尉 お恥ずかしながら帰国して参りました。」
なんて玄関で言ったら、かなり驚くに違いない。

そこで、
「9月に帰国するっす。」
とまずは両親に言うと、
「今度は何日間、帰るんじゃ?」
と両親。

う~む。
やっぱりそう考えるわな。

「今度はちょっと長く帰国しそうなんですが。」
と言えば、
「何、帰国するのか。」
と両親。

「そうっす。」
と言えば、
「いつだ?」
と、また最初から話を繰り返し。

自衛隊を辞めたのが1994年6月。
7月に渡独。

なんとかっきり19年。
9月に帰国すると、19年と2ヶ月。
長かったような、短かったような、、。

周囲の反応は、さまざま。

タイの住む自衛隊時代の友人曰く、
「半年もすれば、日本が嫌になってドイツに帰ってくるよ。」
との事。

付き合いの長かった知人は、
「まさかお前が帰国するのは予想していなかった。」
と驚きの様子。

当の本人が、この5月まで帰国するなんて全然、考えてなかったので無理もない。

当然、根も葉もない噂が立って、
「女に振られたんだろう。」
という恋愛説。

振られる前に、誰とも付き合っていないという哀しい事実が、、。

「子供でもできたの。」
という人も。

だから、付き合っていないって言っているでしょう。

「日本人と結婚するの。」
という人も。

だから、誰とも付き合っていないんです。
わかりますか~?

理由はドイツの税制。

これまでは、
"Kleinunternehmer"
という形で自営業。

この形で営業すると、消費税、ドイツはなんと19%、を国に納める必要なし。
ところがリミットがあり、1万7千4百ユーロまで。
あの手、この手を駆使して、このリミットを死守。

会社を作った当時、
「ドイツ留学なんて、仕事になるのかな。」
と心配していたくらい。

当然、
「リミットなんて全然、大丈夫。」
と、先を見ず。

これが誤算。

ドイツ留学の先駆を切っただけの事はあり、売り上げ上昇。
「もうどんな手を使っても、無理。」
今年は2万ユーロ突破間違いなし。

つまり来年からは、まずこの2万ユーロから売上税を国にお支払い。
3千8百ユーロ。
痛い。

同じく自営業の知人は、
「お客さんから取っている消費税を払うだけよ。」
と言いますが、そんなもん取っていません。

19%も乗っけたら、誰も買わないっす。

つまり(少ない)儲けから払うことになり、ここからさらに所得税などを支払います。
早い話が、仕事が増えたのに、来年から収入減。

ところがなんです。
日本だとこの
"Kleinunternehmer"
のリミットが800万円。

ドイツの4倍。
これなら絶対、大丈夫(の筈。)
おまけに、ドイツ留学の場合、日本で発行の請求書には消費税を乗っける必要なし。

皆まで言えば、親が病気になっちゃいました。

しばらく悩んだあと、
「一回帰ってみるか。」
と決意したのが1ヶ月前。

ドイツ語で言えば、
"Was einen Anfang hat, hat auch ein Ende."
という気分です。

9月からは日本、といっても岡山で営業です。
今後もよろしくお願いいたします。


帰国まであと2ヶ月と1日!




Dell Vostro 470 を救え!

19時。
終業時間です。

時々、日本から19時までメールが届くことがあるんです。

まだ寝ていないのか、それとも早起きなのか?

仕事用のノートパソコンの電源をシャットダウン。
何、ドイツ語じゃない?
じゃ、
"schalte es aus!"

「返す刀」
でプライベート専用のデスクトップ、
"Dell Vostro 470"
をオン!

何、ドイツ語じゃない?
じゃ、
"schalte es ein!"

この前も書きましたが、ここは毎週チェック。

あっつ、新しいビデヲがオンラインになってる。
鑑賞。

むむむ、?
ビデヲが途中で止まっちゃう。
おかしい。

クラップクリーナーでパソコンをお掃除。
再度、ビデオ鑑賞。
やっぱり途中で止まっちゃう。

高いモニターに、高いルーター購入。
こんなに投資したんだから、1080Pの最高画質で観たい!
なのに、なぜか不調。

パソコンまだ新しいのに、何が原因なのか。

験しにノートパソコンでビデヲ鑑賞。
ちゃ~んと鑑賞できます。
とっても快適。

つまり原因はルーターではなく、DELLに有り。

ワイヤレスのアイコンを左クリック。
会社のネットワークを右クリック。
「状態」を左クリック。

300.png

2年以上前のノートパソコンにしては立派な300MBPS。
流石はHPのトップモデル。
当時の記事はこちら。)

同じ事をデルでやると、たったの130MBPS。
半分以下。
道理で途中でビデヲが止まるわけだ。

デルには、
"1703 Wireless Card"
が搭載。

最新のファームウエアに更新。
「これで解決!」
と思ってスピードをチェックすると、今度は75MBPS。

最新のファームウエアにすると、機能が半分ダウン。
こ、これは一体?

理由はわからんですが、これでは使えない。
デルのホームページから
「古い」
ファームウエアをダウンロード。

これで130Mbpsに復活したもの、どうしたものか。

「困ったときはgoogle。」
ぐぐってみると、デルのユーザーからの悩みが満載。

結局、悪者は
"1703 Wireless Card"
と判明。

このワイヤレスカード、超~安物。
性能が130Mbps。
道理で130Mbpsしか出ていないわけだ。

ワイヤレスカードなんか、安いもの。
300Mbpsの物が15ユーロで買えちゃいます

今時、130Mbpsのカードなんか売られていない。

デルに、
「なんでこんな安物のカードを搭載しているの?全然、使えないじゃん。」
と苦情を言うと、
「あなたのデスクトップは安物ですから、安い部品が入ってます。」
とのお返事。

流石、DELL。

たった15ユーロで解決する問題に目くじら立てても仕方ありません。
これまではパソコン快適に機能しているし。

「おっしゃ、アマゾンの自粛解禁じゃ。」
とワイヤレスカードを注文、、。

ちょっと待てよ?
データの保管場所になっている古いデスクトップ。
これをネットに繋ぐのに使用しているワイヤレスカードがあった筈。

DSC_0001-2.jpg

ありました!
なんと300Mbps。
6年くらい前に買ったのに素晴らしい。

ネットで最新のファームウエアをダウンロード。
デルの役にたたないカードをオフにして早速、繋いでみました。

あっれ?
144Mbps.
デルよりは早いけど、、。

ルーターにアクセス。
ルーターからの電波は20Mhと40Mhで出てる設定。

これを
「40Mhのみ。」
にすると、Huraaa!

300Mbps達成!
6年前のカードでこれは立派。

唯一の難点は、ノートパソコン。
「40Mhのみ。」
だと144Mbpsまでスピードダウン。

この為、ノートパソコンでアクセルする場合は、
「20Mhと40Mh」
のデユアル電波に変更。

すると300Mbpsに戻ります。
でも、仕事には144Mbpsで十分。

パソコンを購入する際、安い部品のワイレスカードの性能なんて気にしません。
ところがこれが大きな間違い。
(デルの場合)

パソコンを購入する前にカードの名前をチェック!
性能をググッテから、買いましょう。

右腕を救え!

体の調子が悪い。

「トレーニングして、汗かけば治るだろう。」
と思ったのに、全然快方に向かわない。

「高い保険料払っているし、一度診て貰うか。」
と診療所訪問。

「次のアポイントは2ヶ月先です。」
とか、
「うちはプライベート患者のみの診療所です。」
と相次いで診察を断られる始末。

これがドイツの医療事情。
いつ病気になるか、2ヶ月の前にわかる筈がない。
いや、わかってたら、病気なんかならない。

4件目に、
「木曜日。朝の8時前に来てください。」
という慈悲を見せる診療所。

ちなみに、今日は(まだ)月曜日。

来たる木曜日。
この
「チャンス」
を逃すと、次のチャンスは2ヶ月先。

てんぱって、朝の6時起き。
7時30分には診療所到着。

8時に受付が開いたので、
「今日、朝の8時に来るように言われますた。」
と言えば、不審そうな顔をするお姉さん。

「あたなの名前は。」
というので、保険カードを提出。
日本人の名前なんか口頭で言っても、絶対に通じません。

コンピューターで予約をチェックするお姉さん。

「あなたの予約はありません。患者の間に余裕があったら、呼びます。」
という事らしい。

9時過ぎに呼ばれて、一安心。
予約なしで待ち時間1時間ちょい。
ドイツでは短い方。

お医者さんは Fr.Doktor.

症状を話すと、
「何でもっと早くこなかったの。」
と女医さん。

流石、ドイツ。

「病原菌を確認する必要があるので、明日、これを持ってきてください。」
とお土産をもらいました。

ついでに尿検査、血液検査。

翌朝、9時にテストしたお土産を診療所に提出。
1週間後に電話。

「まだ結果出てないから、2~3日後にまたTELしてね。」
と受付嬢。

2日後に電話。
電話が繋がらず。
3日目にやっと電話が繋がって、結果発表。

処方箋をもらい、薬局で薬を購入。

ここまで来るのに、診察から10日間。
診療所の門を叩き始めてから2週間。
は~。

とっても長かった~。

タイに住む友人曰く、
「タイなら患者を追い返すことはしないな。」
とまず一言。

これで続き、
「タイならその日に結果がでるよ。」
との事。

一体、どっちが発展途上国なのかわかんない。

毎月、保険料を380ユーロ(ほとんど5万円!)も払っているのにこの様。
これがドイツの医療事情。

似たような(?)話があるので、ひとつご紹介。
ハンガリーの片田舎。
週末の工事現場で作業中、機械に腕を挟まれて右腕切断されたハンガリー人。

切断された腕を車のトランクに入れると、病院にレッツゴー。
困ったことに、彼の車はミッション車。
顎でハンドルを押さえて、左腕でギア変更。

病院到着。
「緊急」
と書かれた入り口に車を停め、車を降りると、
「おい、君。そこに車を停めちゃいかんよ。そこに停められるのは、救急車だけ。」
と注意する病院のスタッフ。

仕方なく、車に戻って駐車場探し。
地下のガレージに駐車するにも、キップを採らないと遮断機が開かない。
残った左手で駐車のキップを取ると、車を駐車。

トランクから右腕を取ると、やっと医療室で診て貰えたという、かわいそうな実話

ハンガリー人なんですが、ドイツ語を話すんです。
インタビューで一部始終をドイツ語で語っていました。
これが原因か、オーストリアでは結構、同情を集めました。

皆まで言えば、感染症のため、縫い付けた腕は切断する羽目に。

病気になって診療所に来る(保険料を払っている)患者を追い返したり、片腕を切断した「患者」を車をガレージに停めるように命令するのが、欧州。

「日本やタイのシステムの方がいい!」
と言うものではないですが、欧州のシステム、何処かがおかしいです。




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