家財を処分せよ!

10年間使った冷蔵庫。
「そろそろ買い替えたい。」
と半年前から物色。

送料込みで700ユーロちょい。

「よし注文!」
と謹慎を解除したアマゾンでチェック!

「売り切れますた。」
とあり、これが結構ショック。

洗濯機って売り切れるもの?

そこでまたしばらくお預けに。

ほぼ10年の中古車。

merecedes01.jpg

買ったときに、すでに3年の中古。
7年乗りました。
故障が少なかった~。

タイで一ヶ月休暇。
4月に帰ってきて、
「よし、買い物!」
とエンジン始動。

うんともすんともいいませぬ。
バッテリー交換。

メルセデスに行くと、
「次回の整備のときにまとめて請求書を出すから、今日は払わなくていいよ。」
と太っ腹。

これには流石にこちらが恐縮。

サスペンションは8万キロで4本お釈迦様。
駐車センサーは2個、故障。
ヘッドライトは1回電球切れ。

整備に毎回、4桁払った点を除けば、結構、いい車。
ほとんど日本車並み。
もっとも10年経つと、今後が心配。

「新しいBMWがカッコいい。」
と物色中。

ドイツでは、自営業者は年金に加入できませぬ。
「儲かるんだから、自分で面倒をみなさい。」
という考えらしい。

サラリーマンだった頃、払った年金がすべて。
支給金額400ユーロにも達さず。

「これじゃタイでもしんどい。」
と、年金の代用探し。

個人年金は利率が低い。
株でも買って、配当金もらっていたほうがよほど利回りがいい。

ただし個人年金に加入すると、掛け金が税金控除の対象になるざんす。

しかし最低でも11年の長期契約。
11年も先の事がわかるわけがない。

でも、このままじゃ、心配だから何か始めるか?

と思いかけた頃、帰国決定。
お陰で洗濯機、車、個人年金、すべて節約する事ができました。

皆まで言えば、(19年も居て)交友関係ほとんどなし。
まるで帰国を準備していた様!

人生、何が何処で役に立つかわからないものです。

そこで帰国にあたって、車を売って、家財を処理するのみ。
もっともこれが結構大変。
ソファーなんぞ、一人では運び出せません。

業者に聞くと、1立方メートルの家財処理が60ユーロ+消費税。
冷蔵庫だけで2立方メートル。
全部頼めば、楽に4桁。

なんとか安価に処理できないものか。

「散々考えた挙句、9月に帰国するっす。」
と行き着けのバーバーで言うと、
「役に立ちそうな知り合いを知っている。」
とイタリア人の
「お姉さん。」

約束した時間に30分遅れてやってきたのが
「小結」
のようなモロッコ人(女性)。

「持っていってくれるなら、これ無料です。」
とソファー、キッチン、冷蔵庫、机(なんと2m)などを指すと、
「えっマジ?」
と喜ぶモロッコ人。

その場で引渡し家財のリスト制作。
テレビ等、売れる物は有償で引渡し。

「8月31日に取りに来るでよ。」
とモロッコ人と握手して交渉成立。

本当に来るのかな?
ちょっと心配。

帰国して10日目。
日本ってこんなに暑いの?
まるでタイのよう。

夏になったら、どうしよう。


Auf Wiedersehen Berlin!

今日はベルリン最終日。
朝の5時半にたたき起こされます。
廊下で誰かが唄を歌っておます。

「一体、何処の馬の骨が?」
とドアを開けると、
"Handwerker"
が作業中。

ドイツの職人は朝が早いと聞いていたが、これは異常。
アパートの修繕を、朝の5時半にやりまつか?

「頼むから、寝かせてくれ。」
と頼んで、また居心地の悪いベットへ。

寝心地の悪いベットで一度目が覚めたら、もう寝れるわけがない。
シャワーを浴びて、6時から朝飯。
自衛隊の頃と変わんない。

医師の診療所に向かい、
"Probe"
を渡します。

「結果は1週間後に出ます。」
というので、デユッセルドルフに帰ったら、電話しなくっちゃ。

アポイントも無事、終了。
いい写真が撮れたので、今後、10年は使えるぞ!

「今日は何処に行こうかな。」
としばらく熟考。

オリジナルのベルリンの壁を見に行くことに決定。

「入場料は幾らかいな。」
と思ってたら無料。
感無量。

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「オリジナルじゃないじゃん!」
という方もおらっるでしょうが、場所がオリジナルっす。

同じものですが、逆方向。

31.05 (8)-2.jpg

一部はオリジナルに近い状態で残ってます。


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もっとも大部分は、
「これベルリンの壁よ。」
と威張りたい観光客が削り取って、鉄筋丸出し。

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すぐ横には処刑された被害者の
「仏壇」。

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その横では遺族を偲ぶ家族。

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言ってみれば、処刑場の血に染まった土を持ってかえるようなもの。
そんなものを持って帰りたい観光客の気が知れませぬ。

外国人が原爆ドームにやってきて、
「お土産に」
と金槌でガンガンやってたら、怒るでしょ。

同じ事は辞めませう。

電車で中央駅まで出て、

31.05 (40)-2.jpg

有名な日光浴の場所を越えて、

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首相官邸まで。

31.05 (52)-2.jpg

う~ん。
何度見ても好きになれない建造物。

プノンペンの日本大使館、
「監獄みたい。」
と地元民。

ほぼ同じレベル。
シュペーアなら全く違った建造物になっていたことでしょう。

何はともあれ、これでベルリン出張終了。
次に来るのはいつの日か。
さらばベルリン。

帰国後3日目なり~。
Unglaublich!




ゲルマニア

しばらく前に、デトロイトが倒産。

この町に金を貸していた銀行、
"Commerzbank"
の株価は急降下。

そのデトロイトに負けない借金王がベルリン。
「じゃ、なんで倒産しないの?」
と問うあなたは立派。

これをしないで、
「興味ない。」
とやっていると、何年ドイツに住んでも、来た日と同じです。

ドイツの法律では、地方自治体が倒産をするのを禁じられているんです。

足らない金は、お金持ちの南から貧乏な北に
"Laenderfinanzausgleich"
として流れてきます。

つまりただでもらう金。
ありがたみ無し。
湯水のように使ってます。

お金持ちのミュンヘンで、幼稚園に子供を預けると160ユーロ。
ところがベルリンだと無料。

ミュンヘンなどの金持ちが払っている税金で、ベルリンの子供は無料で幼稚園に行けるんです。

流石、ベルリン。

毎年ベルリンに流れる金は25億ユーロ。
「幼稚園だけじゃ、お金が余っちゃう!」
と、未だに建築ラッシュ。

ベルリン新空港は手抜き工事で費用が爆発。
完成予定よりも3年遅れ。
未だに完成の見込み経たず。

参議院前。

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国会裏。

31.05 (79)-2.jpg

それでもまだお金が余っているのか、今度は真打登場。
"Berliner Dom"

29.05 (137)-2.jpg

の横に、新しい建築現場をオープン。

なんでも今度は、プロイセン時代の
「お城」
を再現するだとか。

言うまでもなく、他の州から非難の嵐。

しかしホモのベルリン州知事は、
「首都とは金がかかるものだ。」
と、一向に真面目に取っていません。

かって政権にあったヒトラーの夢は、
ゲルマニア

今も昔も権力者の夢は同じ?

そのドームの横は、またしも美術館。

29.05 (138)-2.jpg

入場券あるけど、入る気力なし。

ドームの前で写真を撮っていると、
「私の写真を撮って。」
と頼んでくるタイ人のお姉さん。

こんな所で会うなんて、珍しい。

エンポリ(バンコクのデパート)なら、間違いなく詐欺。
「今度、妹が日本に留学するんです。」
なんて言われて、真面目に話を聞いちゃ駄目ですよ。

そうかと思えば、アラブ人(男)のカップルが、
「一緒に写真を撮りたい。」
と寄ってきました。

ううう、これはたまらん。
スリなのか、ホモなのか、それともホモのスリ?
どっちも御免蒙ります。

身の回りの品を抱えてダッシュ!
ベルリン恐るべし。

帰国まであと4日。
来週の今頃は、日本でラーメンすすっているというのが想像できないっ!


博物館島から転進せよ。

「博物館島と言えば、ネフェルティティだね。」
と岡山の知人。

そう君の事だ!

学がある人は、考えることが違う。

「えっつ、それって何よ。」
じゃ恥ずかしい。

「ここで見ずは一生の恥。」
と、クタクタになったのに、今度は隣のエジプト博物館へ。

肝心の胸像は、
「写真禁止。」

もっとも、
「写真禁止」
と書かれているのに、写真を撮るのが観光客。

そんな事、博物館は百も承知です。
強制収容所の女監視人のような体格のおばちゃんを配置。
常に目を光らせています。

にもかかわらず、目の前で写真を撮った観光客。
"No Picture!"
と怒鳴る女監視人。

横にあるドアが、
「バン!」
と開いて泣く子も黙るゲシュターポが出現。

"Sie kommen mit!"(ちょっと来てもらおうか。)
と連行されるのが(当時の)ドイツ。

「それは昔の話しでしょ!」
と安心するのはまだ早いっ。

パキスタンに旅行したドイツで生まれたトルコ人。

アンカラでCIAに逮捕され、キューバの収容所"Guantanamo"に空輸されちゃいます。

逮捕の理由なんですが、単に人間違い。

収容所で生活中、ドイツの諜報局、
"BND"
の尋問を受けます。

CIAは、
「人違い。」
に早く気づいたんですが、ドイツ政府が、
「要らない。」
というので、延々5年間も収容所生活。

トルコ政府に押し付けようとしたのに、トルコ政府は、
「関係ない。」
とこれを拒否。

やっとドイツ政府が受け入れを受諾する頃には5年経過。

ドイツに空輸された憐れなトルコ人、
「いいか、誰にも言うんじゃないぞ。」
と言われて、着のみ着のまま釈放。

「CIAに誘拐された!」
と主張しても、笑われるだけ。

結局、頭がおかしくなり放火を繰り返し、精神病院入り。
憐れ。

人違いで5年間も収容所生活。
怖い怖い。

こんな所で写真なんか撮るもんじゃない。

大体、この胸像、
「偽物」
という噂が絶えません。

うさんくさい発掘。

「地元の彫刻家に作らせて、自分で埋めたのを掘り出しただけ。」
という噂が発掘当時から。

その後、ナチスも幾つかコピーを作らせてます。

戦後、岩塩鉱で米軍に発見されると
「これは本物だ。」
と専門家は一斉に主張。

問題はこの胸像が入っていた木箱。
几帳面なナチスの記録では、ネフェルティティの胸像は34番の木箱に収納。

ところが、発見された木箱には
"AH 537"
と書かれていたんです。

この説を裏付けるように、オリジナルそっくりの胸像が、
「ひょっこりひょうたん島」
のように出現


色さえ塗れば、オリジナル(それともコピー)と変わらないという出来栄え。

案の定、木箱には
"AH 537"
の刻印。

実に怪しい。

胸像よりも面白かったのが、帽子。

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タイの王様だって、ここまで立派な帽子はかぶっていないぞ!

この石像は見事。

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こちらは頭部だけ。

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棺桶も見事な石造り。

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しかし、もう限界。
これ以上見てたら、自分が棺桶に入っちゃう。

エジプト博物館脱出。
すると横には、美術館。

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それとも、とてもでかいのが。

こちらは次回にベルリン訪問(?)に先送り。
それよっか、ホームページの写真撮らなきゃ!

ドイツ留学なのに、エジプト博物館の写真を使うわけにもいかない。

ちょうど先には、
"Berliner Dom"
が建ってます。

29.05 (35)-2.jpg

博物館をさまよっているうちに、天気が悪化。
どんより曇っています。

急げば、雨が降り出す前に写真が撮れるかも?
いざ!

帰国まであと9日。
パッキングが間に合わないっ!

家具、まだ全部残ってるし~。
一体、どうなるんだろう。

ギルガメッシュ

"Beutekunst"
というドイツ語があります。

「捕獲芸術品」
という意味です。

似たような言葉で、
"Raubkunst"
というものもあります。

意味は同じ。

ただしドイツ人が、
"Beutekunst"
と言うと、第二次大戦中(後)にソビエトに捕獲されたドイツの芸術品を指します。

違法に持ち去られたので、
「返せ!」
と声高に叫んでいます。

その一方で、ドイツが世界各国から搾取してベルリンに展示している芸術品は、
"Beutekunst"
ではなく、
"Kulturgut"(文化財)
になるのだから不思議。

ここまで厚かましくないと、欧州では生きていきません。

ドイツが世界中から搾取した
"Raubkunst"
の代表と言えば、
「ペルガモン博物館。」

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でかくて写真に納まらない。

ライオンの頭を持った悪者、

29.05 (36)-2.jpg

下半身蛇の悪者、

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を、神が退治するというお話のようです。

その先に立派な門があり、

29.05 (45)-2.jpg

これをくぐると有名な
「青き門」
の登場です。

29.05 (55)-2.jpg

素人には、
「綺麗、綺麗。」
という感想しか出てきません。

29.05 (64)-2.jpg

しばらく前、
「ペルガモンの青を複製せよ!」
というドイツのテレビ番組がありました。

この青色を出すのに挑戦したんです。
高温が必要で、さらに温度を一定に保つ必要があり。
「紀元前によくも高度な技術を有していたもんだ。」
と感心。

流石、メソポタミア。


メソポタミアと言えば、”Gilgamesch"(ギルガメッシュ)。

メソポタミアの王様の話です。

「名君」
というには程遠く、
「好き勝手」
に振舞う暴君。

ある日、
「死ぬのは嫌だ。」
と駄々をこねます。

ここに慈悲深いメソポタミアの神が到来、
「何処何処の山に生えている植物の枝を神殿に供えたら、願いを聞いてあげよう。」
と言ったそうです。

早速、この枝を取りに出かけたギルガメッシュ。
三蔵法師のような苦労の末、やっとこの枝を見つけてて帰途に付きます。

バビロンの町が夜空に浮かんでくると、
「やった~。」
と大喜び。

安心すると睡魔が襲ってきて、居眠り。

寝ているとヤギがやってきて、枝を
「モシャモシャ。」
と食べてしまうんです。

翌朝起きたギルガメッシュは裸になった枝を見て、呆然。
これまでの努力が水の泡。

ところが流石は王様。
ようやく自分の愚かさを悟ったそうです。

「永遠に生きることができないなら、生きているうちに善行をすべし。」
とすっかり改心して帰国。

以後は名君として君臨したそうです。

まるで孔子か孟子の説法のよう。

長かったドイツ滞在。
ギルガメッシュじゃないですが、苦労ばかり。
旅も終わりに近づいて、かなり変わった自分に気づきます。

金や成功ではなく、苦労が人間を成長させるようです。

そうそう、
「ギルガメッシュ」
と聞いて、日本の漫画のような姿を想像されている方。

実際には、こんな感じです。

29.05 (63)-2.jpg

「ウルク」
というのは当時の王国の名前です。
ラピュタとは関係ありませぬ。


帰国まであと2週間と3日。
全然、盛り上がらないっ!



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