ドイツ銀行事情

以前、ここで書きましたが、クレジットカードで(日本の)支払いができません。
日本の会社は、
「カードを発行している銀行にお問い合わせください。」
と、親切ながらも調査する努力を一切放棄。

ドイツの銀行は、
「ご利用されているお店にお尋ねください。」
と、親切ながらも責任回避。

結局、孤立無縁で、
「どうすりゃ~ええねん。」
という、ドイツでよくある状況。

ドイツに16年も住んでいると、そんな状況には慣れっこ。
こういう際、怒って思慮のない言動に走らずに、根気よく問い合わせを続ける事が大事です。

何故なら、どんな会社にも、
「仕事ができない。」
あるいは、
「面倒な事はしない。」
という人がほんとんどで、
「仕事ができる。」
あるいは、
「面倒でも調査してみる。」
という人は稀だからです。

根気よく問い合わせを続けると、遅かれ、早かれ、仕事ができる人に出会えます。
問題は、「どちらが先に諦めるか」です。

なので、銀行にはここ2ヶ月問い合わせをしてきましたが、
「調査して、その結果を連絡する。」
と言いながら、一度も連絡をしてきません。

そんな事で諦めるくらいなら、ドイツに16年も住めません。
もっとも電話は20回くらい行い、10分くらい話す(待つ)ので、電話代も馬鹿になりません。
なので先日、銀行の支店まで「直談判」に行ってきました。

受付の女性は、外見、あまり親切な感じを受けなかったのですが、話してみると意外に、親切。
感心したのは、これまでのドイツ人のように、責任を頭から客に押し付けないで、まずは自分で調査してみようと、すぐに担当の部署にその場で電話をしてくれます。

「あたりまえじゃん」
と言われるかもしれませんが、
「ここに電話してください。」
と電話番号を書いた紙切れを渡して、客を銀行から追い出すのがドイツ流。

ただ電話先の担当部署には、典型的なドイツ人が居り、
「カードが有効になる前に使用したのが原因だ。」
と言い張るため、彼女も「証拠」がないため、それ以上、追求できませんでした。

それでもその対応には感心。
自宅に帰ると、早速、カードでホームページの料金を払おうとすると、
「このカードは使えません。」
と、ここ2ヶ月見慣れたエラー。

すぐに銀行支店に電話すると、運良く先ほどの彼女に繋がり、
「やっぱり、使えんでよ~。」
と言うと、
「じゃ、すぐに原因を調べてコールバックします。」
との事。

何度、これまで無駄に、コールバックを待った事か。
今回は5分ほどで本当に(初めて)コールバックがあり、
「カード裏面のCVVコードを間違って記入していませんか。」
との事。

「支払い画面では、カード番号と有効期限を入れるだけです。」
と言うと、
「また調べて、コールバックします。」
との事。

何度、これまで無駄に、コールバックを待った事か。
今回は5分ほどで本当に(2回目)コールバックがあり、
「CVVコードが必要のない支払いでは、決済の際にシステムが勝手にCVVコードを入れる為、コードが一致せず、エラーが発生する原因となっています。」

と、トラブル発生から2ヶ月目にして、初めて原因がわかりました。
たったの10分、2回の電話でわかる事が、仕事ができない担当者ばかりに当たった為、2ヶ月もかかっても、全然理由がわかりませんでした。

ちなみに、このトラブルが起きているのはTargobankです。
経営破綻し(かけ)たCiti Bankがドイツの支店網をフランス人に売却。
その後、フランス人がシステムを受け継いでから、このトラブルが発生しています。

というのも、カード支払いは一旦、フランスに送られて、そこで可か否か決定されます。
フランス人が英語が苦手な為(冗談です)、CIV番号を入れない決済では、勝手にCVV番号を創造してしまうんです。

上述の仕事ができるドイツ人の話では、
「フランス国内でも同様のトラブルが発生しており、解決に向けて努力中。」
との事。
(本当に努力しているか、大いに疑問。)

つまり銀行側は、システムをCiti Bankから受け継いだ3月以降、問題がある事を承知。
遅くても4月以降、トラブルの通報が相次いでいた筈。

なのに、銀行の客には、
「ご利用されているお店にお尋ねください。」
と、やるんですから、流石、フランス人。

「タルゴ銀行、ひど~い。」
と思うかもしれませんが、他の銀行も同じです。

以前、会社の口座を持っていたドイツ銀行はもっと「凄かった。」です。
お客さんが、お申し込みをキャンセルされたので、返金のため、銀行まで出かけていきました。

お客さんがゆうちょに口座を持っていた為、BIC等が存在せず(お客さんの話)、ドイツの銀行からの送金に問題がありそう。
「送金できなかったら、お金はかかりません。」
と受付の感じのいいお姉さんが言うので、送金手続きを済ませました。

数日後、送金した筈のお金が口座に戻ってきており、
「あ、やっぱり送金できなかったんだ。」
と、わかったのはいいんですが、送金手数料として30ユーロばかり引かれています。

送金できなかったのに、送金手数料を取るのは理解できません。
銀行まで出かけていくと、感じのいいお姉さんが、
「それは申し分けありません。手数料は返却します。」
と、ドイツ人にしては気味が悪いくらい「物分り」がいいんです。

ところがその後、支店長から電話があり、
「手数料は返金できない。」
と、おっしゃいます。

銀行まで(また)出かけて言い分を聞くと、
「お金は受信人の口座に振り込まれなかったが、お金は一度送金されて、これが戻ってきたので、送金手数料が発生する。」
と、おっしゃいます。

銀行の顧客、それも高い口座維持料を払っているビジネス客に対して、この物分りの悪さには納得できません。
「そんな無茶な事を言うなら、口座を他の銀行に移しますよ。」
といえば、
「どうぞ。」
と、おしゃいます。

これには流石に頭にきました。
PC修理屋を経営して、タイ人の奥さんをもらった知人のドイツ人に
「銀行と揉めているんだよ。」
と話をすると、
「俺もちょくちょく揉めている。」
との事。

外国人だろうが現地人だろうが、見境なく自分の要求を突き通すのが、ドイツの銀行。
「そういう時は、フランクフルトの本店に苦情を入れるといいよ。」
と、入れ知恵してくれました。

そこで早速、フランクフルトのドイツ銀行本店に手紙を書くと、(ものすごい量の手紙が届くのに)1週間ほどで返事が届き、
「申し訳ありませんでした。手数料は返金します。」
とありました~。

「流石、ドイツ銀行」
と、思ったのもつかの間、
本店からお叱りをもらった支店長から電話があり、
「俺は負けを認めないからな。」
と、苦情電話。

客にそんな事、わざわざ電話しますか?
それも支店長が。
腹がたったので、手数料が戻ってくると口座を閉めて、今のTargobankに変えたわけです。

そのTargobankが、この様ですから、もう何処に口座を変えても、同じです。
ホームページでも書いておきましたが、Sparkasseでも、もっと大きな問題がありましたから。

ドイツに留学されて、銀行口座を開設される方も多いますが、口座維持費用が一番安いのはポストバンクです。
もっとも、ドイツ銀行に買収されて、親銀行はドイツ銀行ですが。
ポストバンクの欠点は、生活保護を受けている人が(手数料が安いので)ここに口座を持っており、いつでも長蛇の列。
時間がある方には平気かもしれませんが、毎回、15分も待つ忍耐力がないので、私はパス。
おまけに、列に並んでいるドイツ人、匂います。
窒息しそう、、。
又、我々、外国人には通貨の両替ができないのも大きなマイナスです。

そこで2番目に安いタルゴ銀行に口座を持っています。
1000ユーロ程度、口座に残金があれば、口座維持費は無料。
送金も無料。
クレジットカードは年会費20ユーロ程度かかりますが、それでもまだ安い。
ちゃんとカードが使えれば、、。

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